シラバス情報

授業科目名
地球惑星科学
(英語名)
Earth and Planetary Science
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)/教職課程科目
対象学生
理学部
学年
1年
ナンバリングコード
HSSBA1MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
後藤 忠徳
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標11/目標13
オフィスアワー・場所
姫路工学キャンパスC棟 木曜日16:20〜17:20
連絡先
後藤忠徳:tgoto@earth-univ-hyogo.jpn.org

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎/9◎
研究科DP
全学DP
1-2◎/4-1◎/ー
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】地球環境の変動は、地球上の生命に大きな影響を与える。本講義では地球科学や惑星科学の基礎知識を説明できる能力を身につけることを目的とし、地球上での種々の現象間の関連付けを行い、地球環境の過去・現状・未来について議論・考察を行う。
【到達目標】1)宇宙や地球の歴史や地球内部構造、プレートテクトニクスとプルームテクトニクス、日本列島の形成、地震・火山噴火現象、地下水と地球環境などの諸現象の分析・関連付けができること、2)地球物理学や地質学などの基礎や最新研究成果に基づいて、惑星「地球」の全体像を把握できるようになること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
地球、地質、地震、火山、地球温暖化、エネルギー資源
講義内容・授業計画
【講義内容】
地球惑星の進化や地球環境の形成過程を理解するために、地球惑星科学に関する基礎を学習し、様々な時空間スケールでの地球諸現象に対する考え方を身につける。さらに、地震・火山噴火などの自然災害や地球温暖化問題、エネルギー問題の研究最前線とその課題について議論する。

【授業計画】
第1回 "地震列島"日本からみる地球
第2回 地震の特徴と活断層
第3回 惑星の内部構造
第4回 太陽系地球惑星論:地球はどのように生まれたか?
第5回 誰がプレートテクトニクスを「見た」か?
第6回 日本列島の成り立ちと地球磁場
第7回 地球観測の最新技術I:地下水と環境
第8回 地球観測の最新技術II:活火山と岩石
第9回 プルームテクトニクスと地球史
第10回 地球惑星科学と社会I:人・文化・自然環境の連関
第11回 地球惑星科学と社会II:エネルギー資源とその将来
第12回 地球惑星科学と社会II:身近な地域の災害リスク
第13回 災害発生の予測と数値計算
第14回 地球温暖化問題の真実と未来
第15回 まとめと評価(到達度の確認)

【定期試験】
持ち込み可能な資料などの詳細は講義中に連絡する。

※パソコンの利用:小テスト時等に使用する。毎回使用予定。スマホ・タブレットでも良い。
※この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。
教科書
「日本列島大変動: 巨大地震、噴火がなぜ相次ぐのか」(ポプラ新書)
参考文献
「地球のしくみ」(新星出版)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業のテキストを事前に読み込み(10h)、小テストへ向けた基礎知識の整理(5h)
【復習】レポートの作成(5回、20h)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・オンデマンド教材を読み直し(25h)
アクティブ・ラーニングの内容
ゲスト講師を交えたディスカッションを予定(2回)。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
地球惑星科学の基礎を理解し、その応用や地球環境変動に伴う諸問題の解決方法を議論できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
レポート・小テスト40%、定期試験60%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
レポートについては、一定レベルを下回るものについては修正内容を明示した上で、再提出を要求する。レポートのうちで優れた内容のものを紹介しながら講評する。定期試験については模範解答を公開する。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。