シラバス情報

授業科目名
生物学実験
(英語名)
Laboratory Course in Biology
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)/教職課程科目
対象学生
理学部
学年
1年
ナンバリングコード
HSSBA1MCA4
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実験 (Experiment)
開講時期
2024年度前期
担当教員
水島 恒裕、山内 大輔、中井 朋則
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
金曜日15:00〜17:00
書写C棟4階西側
(メールによる事前連絡が望ましい)

連絡先
mizushi@sci.u-hyogo.ac.jp(水島)

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2◎
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2◎/4-1◎
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】生命現象に触れ、親しむための、また他の講義を理解する一助となるような生物学の基礎的なテーマについて実験を行い、実験に必要な初歩的な器具の操作を実際に行う。さらに共同実験における社会性を習得するため、他の共同実験者との課題を実施する。また、行った実験やそこから得られた結果を理解し、適切に表現できるようになることが目的である。
【到達目標】
実験に必要な初歩的な器具を操作できること、共同実験における社会性を習得するため他の共同実験者と協力すること、また、実験内容に関連したレポートの作成と図表の作成ができることが到達目標である。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:生体反応、細胞・組織の構造・組成、DNAとタンパク質
講義内容・授業計画
実験内容:毎回テーマを変え、生体細胞における構造や機能、運動などを実験的に確認し、観察する。また生命活動を行っていくうえで重要な酵素の機能の実験的な証明や、遺伝子工学に必須であるプラスミドDNAの調製を行う。

実験計画 [実験テーマ]
1. 
はじめに [一般的注意
2. レポートの作成方法・スケッチの描き方
3. 
顕微鏡観察Ⅰ[顕微鏡とマイクロメーターの使い方、羊毛の観察]
4. 
顕微鏡観察Ⅱ[植物組織]
5. 結晶構造解析I[酵素(リゾチーム)の結晶化]
6. 結晶構造解析II[X線結晶構造解析]
7. 
呼吸 [酵母の無気呼吸(発酵)による二酸化炭素の測定]
8. 
細胞運動Ⅰ[魚鱗色素胞の観察]
9. 
細胞運動Ⅱ[プランクトンの観察]
10. 
酵素反応[ウレアーゼのはたらき]
11. 
細胞分裂 [タマネギ根端分裂細胞の観察]
12. 
ペーパークロマトグラフィー [植物色素の分離]
13. 
細胞膜 [タマネギ表皮細胞の原形質分離(コンピュータを使用した統計処理)]
14. 
微生物の遺伝子Ⅰ[プラスミドDNAの調製]
15. 
微生物の遺伝子Ⅱ[アガロースゲル電気泳動]

パソコンまたはタブレット、スマートフォンの利用
図表をパソコン等のソフトウェアを使用して作成する課題がある(細胞膜 [タマネギ表皮細胞の原形質分離(コンピュータを使用した統計処理)])。また必須ではないが、実習中にタブレットやスマートフォンからインターネットに接続し、実験における関連情報を修得したり、参照したりする場合がある。さらに、実験結果を写真撮影するために使用しても構わない。

生成系 AI の使用について
 生成系 AI の利用については教員の指示に従うこと。生成系 AI による出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系 AI による出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、または認定を取り消すことがある。











教科書
テキストは年度最初の実験で配布する。
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】初日に配布するテキストから事前に読み込み、実験の流れや目的などを明確にする(15 h)。
【復習】その日に行った実験内容について疑問点や関連項目について調べ、実験内容の理解を深める(7.5 h)。レポートの作成で調べたことを盛り込み、理解したことを定着させる。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
毎回与えられた課題の実験内容を理解し、レポートを作成できたものに単位を授与する。
講義目的・到達目標に記載した能力の到達度に応じてS(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)までの成績を与える。
【成績評価の方法】
 平常点(実験態度:50%)とレポート点(50%)で評価する。
課題・試験結果の開示方法
 提出されたレポートについて、それぞれ担当教員が評価し、コメントを合わせて記載する。
履修上の注意・履修要件
白衣、名札、スケッチ用白紙、実験ノート、筆記用具(色鉛筆などを含む)が必要。また、A4レポート用紙にてレポートを作成し、提出。病気欠席の場合は病院の領収証か診断書(コピー可)を提出する。
不正レポートには厳しく対処する。特に過去のレポートの流用等が判明した場合には大幅減点になる。
本実験は教職の必修科目に位置づけられている。
実践的教育
該当しない
備考
生物試料準備の都合上、授業計画の内容が変更される場合があります。
担当教員:水島恒裕・山内大輔・中井朋則・生命科学科教員
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。