シラバス情報

授業科目名
生命科学基礎実験Ⅰ
(英語名)
Basic Laboratory Course in Life ScienceI
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)/教職課程科目
対象学生
理学部
学年
2年
ナンバリングコード
HSSBA2MCA4
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実験 (Experiment)
開講時期
2024年度後期
担当教員
梅園 良彦、衣斐 義一、横田 悦雄、井澤 俊明、東田 怜、松浦 滉明
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
実習後・実習室
連絡先
梅園 良彦(取りまとめ教員)
yumesono@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/9◎/10◎
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】
生命科学の基礎的な実験手法を修得する。
【到達目標】
1)理学部で必要とされる基礎的な実験手法を修得し、その原理を説明できるようになること、
2)実験の目的、方法、結果をまとめ、得られた結果をもとにして科学的考察を行い論理的な記述ができるようになること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:酵素、タンパク質定量、酵素反応速度、細胞、浸透圧調節
講義内容・授業計画
【講義内容】
主として生物学的、生化学的手法を学ぶ。
【授業計画】
以下の課題1および2について、各6回ずつ(1回あたり2時限)、計12回にわたり実験を行う。
 1.【酵素学実験】
・動植物の⽣体試料から水溶性酵素を抽出して精製する。
・酵素反応速度の測定、タンパク質定量を行い、収率表を作成する。
1-1. ニワトリ卵白からリゾチームを抽出精製
1-2. リゾチーム精製標品の反応速度測定
1-3. リゾチーム精製標品のタンパク質定量
1-4. マッシュルームからチロシナーゼを抽出精製
1-5. チロシナーゼ精製標品の反応速度測定
1-6. チロシナーゼ精製標品のタンパク質定量
2.【生理学実験】
・ゾウリムシとユリ花粉管を用いて細胞の浸透圧調節に関する実験を行うとともに、細胞の形態を観察する。
・染色組織標本を使って組織観察を行う。

 *生成系AIの利用について
 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
事前にテキストを配布する。
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
・必ず各実験の前に実験書や指定の資料を読んで予習をし、実験を行う準備をしておくこと。
・要求されたレポート作成を事後学習として行うこと。
・各実験テーマでの指示に応じて、事前・事後学習の時間配分を行うこと。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】                       
・実験の目的および実験手法の原理を説明することができ、得られた実験データについて論理的考察ができる者に単位を授与する。
・講義目的・到達目標に伴う能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じて、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)の成績を与える。
【成績評価の方法】
・主体的に実験に取り組む態度、実験の達成度(50%)およびレポートの内容(50%)を基準として総合的に評価する。
・実験項目のうち1つでもレポート提出がないときは不可(成績:D)とする。
課題・試験結果の開示方法
レポートは、評価結果を示して返却する。
履修上の注意・履修要件
【先修条件】
・1年次開講科目の実験科目を全て修得していること。
・これに加えて、1年次開講科目(A〜D)のうち、Aを含む3分野から最低各1科目、合計6単位以上を修得していること。
・生命科学基礎実験 I と II は、一括して成績評価を行う。従って、両科目は同じ評価点となり、どちらか一方が合格、もう一方が不合格ということはあり得ない。
・必ず、ガイダンス、実験に出席すること。
・遅刻は厳禁。白衣と名札を着用すること。レポートの提出期限を厳守すること。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。