シラバス情報

教員名 ： 川崎　郁斗
授業科目名
固体電子構造論
(英語名)
固体電子構造論
科目区分
ー
物質科学専攻科目・選択科目
対象学生
理学研究科
学年
1年
ﾅﾝﾊﾞﾘﾝｸﾞｺｰﾄﾞ
HSSMM5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の？から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
川崎　郁斗
所属
理学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するＳＤＧｓ目標
目標9
ｵﾌｨｽｱﾜｰ・場所
随時事前に連絡、SPring-8キャンパス内 放射光物性研究棟 GL室2
連絡先
kawasaki.ikuto@jaea.go.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
1◎／4〇
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー

講義目的・到達目標
強相関電子系物質の電子状態を理解するための基礎的な概念の習得を目標とする。物質のバンド構造やフェルミ面を測定できる実験手法についても解説する。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:バンド構造、フェルミ面、電子相関、フェルミ液体論、モット絶縁体、重い電子系、近藤効果、光電子分光法
講義内容・授業計画
1. 相互作用のない電子系の一般的性質
  ・量子力学の復習
  ・自由電子気体
  ・周期ポテンシャルの効果
  ・バンド構造、及びフェルミ面

2. 電子間クーロン相互作用の効果
  ・第二量子化
  ・ハートリーフォック近似
  ・フェルミ液体論
  ・モット絶縁体
  ・重い電子系物質

3.  局在f電子と近藤効果
  ・局在f電子の磁性
  ・近藤効果

4. 最近の話題

※生成系AIの利用
　この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。


教科書
講義ノートをユニバーサルパスポートで配布する。
参考文献
事前・事後学習（予習・復習）の内容・時間の目安
【予習】講義ノートをあらかじめダウンロードし、授業前に読む。（30ｈ）
【復習】レポート作成（1回、15ｈ）、講義内容の理解を深め定着させるために参考文献を読む。（15ｈ）

アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】　
　S（90点以上）、Ａ（80 点以上）、B（70 点以上）、C（60 点以上）による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
出席日数及び課題レポートを総合して評価を行う。
課題・試験結果の開示方法
提出されたレポートを評価し、ユニバーサルパスポートで開示する。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。