シラバス情報

授業科目名
磁気共鳴分光学
(英語名)
Magnetic resonance spectroscopy
科目区分
物質科学専攻科目・選択科目
対象学生
理学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HSSMM5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
開講せず
所属
理学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時・研究棟7階702室
連絡先
nakai@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/4〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】磁気共鳴の測定結果が示す物理的意味や、磁気共鳴測定から分かる固体物性について理解を深めることを目的とします。
【到達目標】(1)磁気共鳴に関連する各種相互作用を説明できるようになること。(2)磁気共鳴を用いた論文の概要について説明できるようになること。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:核磁気共鳴、NMR
講義内容・授業計画
【講義内容】核磁気共鳴(NMR)に代表される磁気共鳴の原理について紹介し、主に固体におけるNMRとその測定手法について、実際の測定例を通じて講義します。

【授業計画】
1.ガイダンス(本講義の目標や概要を説明)
2.Bloch方程式
3.NMR装置・測定方法
4.核双極子・双極子相互作用
5.超微細相互作用
6.核四重極相互作用
7.核スピン格子緩和1
8.核スピン格子緩和2
9.核スピン格子緩和3
10.超伝導状態のNMR1
11.超伝導状態のNMR2
12.磁性体のNMR1
13.磁性体のNMR2
14.受講者による磁気共鳴に関する論文紹介1
15.受講者による磁気共鳴に関する論文紹介2

※パソコンの利用:14、15回目に使用予定
この授業においては、生成AIの利用について制限を設けない。
教科書
授業資料を事前に配布します。
参考文献
朝山邦輔 「遍歴電子系の核磁気共鳴」(裳華房)
スリクター 「磁気共鳴の原理」(シュプリンガー)
アブラガム 「核の磁性」(吉岡書店)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業前に配布する授業資料の事前読み込み(15h)、プレゼンテーション(論文紹介)の準備(10h)
【復習】レポート作成(1回、5h)、講義内容の理解を深め定着させるために授業資料の読み直し(30h)


アクティブ・ラーニングの内容
受講学生による論文紹介に際して、学生間でのディスカッションを行います。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
 磁気共鳴の基礎的事項を理解し、磁気共鳴に関連した論文の概要を簡潔に紹介できる者に単位を授与します。講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じて、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与します。

成績評価の方法
 発表・レポート100%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価します。


課題・試験結果の開示方法
発表に関しては、発表終了後のディスカッションを通じて講評を行います。レポートに関しては、ユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を用いてコメントを記入したものを返却します。
履修上の注意・履修要件
  • 量子力学の基礎的な知識を身に着けていることが望ましい。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。