シラバス情報

授業科目名
放射線計測学
(英語名)
Radiation Detection and measurement
科目区分
物質科学専攻科目・選択科目
対象学生
理学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HSSMM5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
開講せず
所属
理学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9/目標17
オフィスアワー・場所
随時・研究II期棟(旧CAST)S211室
連絡先
tsusaka@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/4〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】現在の物質科学、生命科学、産業応用などの分野でX線計測が果たす役割は大きい。実験室X線光源と放射光光源ではその強度(輝度)の違いはあれ、X線検出の原理は同じである。本講義では、X線検出法および得られたデータの統計的取り扱い方を習得し、研究目的に適したX線検出器が選択できること、誤差を含めた正しいデータの取り扱いができるようになることを目的とする。
【到達目標】
研究目的に適したX線検出器の選択、得られたデータの正しい取り扱いができるようになること。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:二項分布、ポアソン分布、ガウス分布、光子統計、誤差、誤差伝播、電子なだれ、Fano因子、オペアンプ
講義内容・授業計画
【講義内容】X線検出器およびそれにより得られたデータの取り扱い方について講義する。X線検出器のエネルギー分解能などを議論するうえで、データの統計的処理の知識が必要になるため、X線検出法に先行して、得られたデータに対する統計的処理法について解説する。

授業計画
1. データの特性の表わし方
2. 統計モデル(二項分布、ポアソン分布、ガウス分布)
3. 統計モデルの応用
4. 誤差伝播
5. 計数実験の最適化
6. 検出可能の限界
7. X線検出の基礎
8. 電離箱
9. 比例計数管1
10. 比例計数管2
11. シンチレーション検出器
12. 半導体検出器
13. フォトダイオード検出器
14. パルス計数回路1
15. パルス計数回路2

生成系AIの利用:
生成系AIを利用してよいが、利用した場合はレポートに「生成系AIを利用した」ことを明記すること。
教科書
「Data Reduction and Error Analysis」 P. R. Bevington 他(McGraw-Hill Higher Educations)
参考文献
「Radiation Detection and Measurement」 G. F. Knoll(John Wiley & Sons, Inc.)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】次回の講義の対応分を事前に読んでおく(30h)
【復習】講義内容対応分を読み理解を定着させる(15h)、レポート作成(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
レポート課題により評価する。
課題・試験結果の開示方法
レポートは採点の上、返却する。到達目標に達していない場合は、再提出を求める場合がある。
履修上の注意・履修要件
特になし
実践的教育
該当しない
備考
特記事項なし
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。