教員名 : 阿部 正明
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授業科目名
錯体構造論
(英語名)
錯体構造論
科目区分
ー
-
対象学生
理学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HSSMM5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
阿部 正明
所属
大学院理学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標1
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
連絡先
mabe@sci.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
1◎/4◎
全学DP
ー
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力
講義目的・到達目標
講義目的:
金属錯体は、金属の無機物としての多様性と配位子の有機物としての優れた設計性が相乗的に組み合わされた物質であり、多様な立体・電子構造を有する。金属と配位子を結びつける配位結合は、金属錯体の電子物性や反応性に決定的な役割をもつ。また、複数の金属イオンが一分子中に集積化された金属クラスター化合物には金属間結合が含まれる。本講義では、金属錯体のもつ多様な結合に関する基盤的知識を系統的に学習するとともに、多核金属錯体、集積型金属錯体、配位高分子の化学の基礎と応用について解説する。 到達目標: 多核錯体、金属クラスター化合物、集積型金属錯体の合成法、立体構造、電子構造に関する基礎知識を習得し、金属錯体の構造と機能の相関を理解できるようになることを目標とする。 授業のサブタイトル・キーワード
置換反応、電子移動反応、電子機能、集積型金属錯体、結晶機能、界面化学
講義内容・授業計画
講義内容・授業計画
本講義では、遷移元素を主体とした金属錯体の立体構造と電子状態に関する基礎的な理論を学ぶとともに、金属錯体の反応とその機構について、幅広くかつ系統的に理解する。 金属錯体の構造と電子状態および化学反応の基礎理論を以下のスケジュールで講義し、金属錯体全般に共通する考え方を幅広く習得できるようにする。 講義スケジュール: 第1回 錯体の溶液化学:置換反応(その1) 第2回 錯体の溶液化学:置換反応(その2) 第3回 錯体の溶液化学:電子移動反応(その1) 第4回 錯体の溶液化学:電子移動反応(その2) 第5回 錯体の電子機能(その1) 第6回 錯体の電子機能(その2) 第7回 集積型金属錯体(その1) 第8回 集積型金属錯体(その2) 第9回 錯体の結晶機能(その1) 第10回 錯体の結晶機能(その2) 第11回 錯体の界面化学(その1) 第12回 錯体の界面化学(その2) 第13回 演習(その1) 第14回 演習(その2) 第15回 まとめ 教科書
特に指定しない。講義中にプリント資料を配布する。
参考文献
講義内で示す。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
各講義の最後に、次回講義内容のあらましを伝える。
事前に参考書や指定された関連論文を読み、予習する(30 h) 講義後は、プリント資料を復習し、理解を定着させる。課題が出された回では、プリント資料、講義中の解説、講義で示された参考書、必要なら図書館の蔵書やインターネットなどを各自で調べるなどして課題に取り組み、次回以降の解答合わせにより理解の定着を図る(30 h)。 アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準:
講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上)、A()、B()、C()による成績評価の上、単位を付与する。 成績評価の方法: 演習を基準とし、受講態度等を加味して総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
講義中の質疑応答による。
教員が指定する論文の購読と発表に対しコメントする。 履修上の注意・履修要件
無機化学I、無機化学II、結晶学を履修していることが望ましい。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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