放射光構造生物学｜シラバス情報

授業科目名

放射光構造生物学

(英語名)

Synchrotron Radiation and StructuralBiology

科目区分

ー

生命科学専攻・生体物質構造解析学・選択科目

対象学生

理学研究科

学年

1年

ﾅﾝﾊﾞﾘﾝｸﾞｺｰﾄﾞ

HSSML5MCA1

単位数

2.0単位

ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の？から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。

授業の形態

講義 (Lecture)

開講時期

2024年度前期

担当教員

山本雅貴

所属

非常勤講師

授業での使用言語

日本語

関連するＳＤＧｓ目標

目標9

ｵﾌｨｽｱﾜｰ・場所

授業終了後15分・講義室

連絡先

yamamoto@riken.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標

二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。

学部DP

ー

研究科DP

1◎／6〇

全学DP

ー

教職課程の学修目標

ー

講義目的・到達目標

【講義目的】
現代の生命科学研究に重要なタンパク質の立体構造の解析手法である放射光構造生物学について、その放射光ビームライン利用技術について放射光の基礎からタンパク質X線結晶構造解析の最新技術や解析法まで解説して最先端の放射光構造生物学とその応用展開について学習する。
【到達目標】
生命科学分野において重要なタンパク質の立体構造やその解析手法に関する知見を学び、大学院での研究に構造生物学的な視野を応用できること。

授業のサブタイトル・キーワード

キーワード：X線結晶構造解析、放射光構造生物学

講義内容・授業計画

【講義内容】
タンパク質など生体高分子の立体構造は、生命機能の理解に不可欠である。現在これらの立体構造の多くは、SPring-8など高輝度放射光を利用したX線結晶構造解析により決定されている。本講義では、放射光構造生物学研究の利用技術・構造解析法の基礎から研究成果まで実例を交えながら最先端の放射光構造生物学とその応用研究について解説する。

【授業計画】授業は集中講義として開講
１．放射光とは？（放射光とその利用研究の紹介）
２．放射光タンパク質結晶学（放射光によるタンパク質結晶構造解析）
３．放射光構造生物学の現状１（解析での異常分散の利用や測定解析自動化）
４．放射光構造生物学の現状２（微小結晶解析などの極限構造解析）
５．放射光構造生物学の現状３（放射線損傷や機能構造解析に向けた新規手法）
６．放射光構造生物学の課題と将来（構造情報の利用と新しい解析法）

＊パソコンの利用：事前配布の講義資料の予習および講義項目の検索、講義後のレポート作成に利用する。
＊生成系AI の利用については教員の指示に従うこと。教員が認める範囲を超えて生成系AIを使用したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。

教科書

講義毎に資料をユニバーサルパスポートから配布します

参考文献

"BIOMOLECULAR CRYSTALLOGRAPHY" Bernhard Rupp (2009) Garland Science
その他文献については授業中にその都度指示する

事前・事後学習（予習・復習）の内容・時間の目安

授業開始前には事前配布の講義資料を予習しておくこと。（30ｈ）
また講義終了後は疑問点等の確認を事後学習として行い、必要に応じて担当教官に確認すること。（30ｈ）

アクティブ・ラーニングの内容

採用しない

成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】
講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】
レポートを基準として、受講態度(積極的な質問等）を含めて総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法

随時コメントしてディスカッションする

履修上の注意・履修要件

X線結晶構造解析の基本項目を学習していることが望ましい。

実践的教育

該当しない

備考

英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。