シラバス情報

授業科目名
生体高分子結晶学
(英語名)
X-ray Crystallography for Biomacromolecules
科目区分
生命科学専攻・生体物質構造解析学・選択科目
対象学生
理学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HSSML5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
緒方 英明
所属
理学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
随時・研究棟301室
連絡先
ogata@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/6〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
[講義目的] 生体高分子のX線結晶構造解析法の基礎的理論を理解し実際の解析に応用する。 
[到達目標] 生体高分子の構造論文の内容を説明でき、PDBデータベース等の構造情報の精度や統計値を立体構造と関係づけるようになること。
授業のサブタイトル・キーワード
[サブタイトル] タンパク質の立体構造解析
[キーワード] 結晶化、X線の回折・散乱、分子置換法、構造精密化
講義内容・授業計画
[講義内容] タンパク質の結晶化法や散乱基礎理論を紹介した後、回折実験データから立体構造を得る解析法を説明する。

[授業計画]
(1) X線結晶構造解析で何がわかるか
(2) 生体高分子の結晶化
(3) X線結晶構造解析に必要な装置や放射光施設 
(4) XFELや中性子回折の基礎
(5) 結晶の対称性
(6) 回折現象と散乱
(7) 回折とフーリエ変換
(8) 回折理論
(9) ラウエ条件と構造因子
(10) 畳み込み関数
(11) 分子置換法
(12) X線回折と中性子回折の実際
(13) 生体高分子の構造精密化
(14) 構造解析結果の評価と統計値
(15) 生体高分子の結晶構造解析についてのまとめ 

[PCの利用] プレゼンテーション時に使用
[生成系AIの利用] 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。

教科書
特に指定しない。必要に応じて資料や論文を配布する。
参考文献
生体高分子結晶のX線構造解析 実践手法と基礎理論(竹中章郎著、丸善出版)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
[予習] あらかじめ配布された講義資料をダウンロードし、講義前に読んでおくこと(30 h) 
[復習] 講義内容の理解を定着させるために講義資料を読むこと(30 h)
アクティブ・ラーニングの内容
タンパク質やDNAの構造に関する論文を読み、その内容と解析法についてプレゼンテーションする。
成績評価の基準・方法
[成績評価の基準] 生体高分子の結晶構造解析を理解し、解説ができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上~90点未満)、B(70点以上~80点未満)、C(60点以上~70点未満)による成績評価の上、単位を付与する。
[成績評価の方法] 毎回の講義における質疑応答(30%)やアクティブラーニングでのプレゼンテーション(70%)に基づき総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
各回の講義内でフィードバックする。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。