教員名 : 廣瀬 富美子
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授業科目名
分子細胞機能学
(英語名)
Molecular Cell Biology
科目区分
ー
生命科学専攻・細胞機能解析学・選択科目
対象学生
理学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HSSML5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
廣瀬 富美子
所属
生命科学専攻・細胞機能解析学部門
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
9:30~17:30
研究棟407号室 連絡先
E mail: fhirose@sci.u-hyogo.ac jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
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研究科DP
1◎/6◎
全学DP
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教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
【講義目的】生命科学を学ぶ上で、現在の分子生物学の礎となっている過去の研究を深く理解することは重要な意味をもつ。本講義ではノーベル医学生理学賞の受賞理由となった論文を熟読し、独創的な研究が発想段階から成就に至るまでの過程を深く理解することを目的とする。
【到達目標】1)現在進行中の研究の礎となった過去の研究を検索、収集できるようになること。 2)1)で収集した研究を抄読し、洞察力をもって理解できるようになること。 3) さらに、各自が行っている研究テーマについての研究計画に役立つヒントを見つけること。 授業のサブタイトル・キーワード
科学的思考
ノーベル医学生理学賞 生命科学 講義内容・授業計画
【講義内容】
過去のノーベル医学生理学賞受賞理由となった原著論部および関連論文を読み、優れた研究についての発想や工夫、独創的な実験法などについて考察する。 【授業計画】 1回目 ガイダンス、論文から何を読み取るか? 2回目〜14回目 生命科学の研究を行う上で把握しておくべきノーベル整理医学賞の対象となった原著論文の抄読 15回目 まとめ 自分の研究結果をどのように表現するか? を考える 2回目から14回目の授業では、毎回、発表者(プレゼンテーター)を決める (当番制)。発表者は、当日までに興味をひかれた過去のノーベル医学生理学賞の授賞理由となった学術論文を選び抄読する。研究の背景、研究者の発想、研究目的を果たすうえで考えられた工夫や独創性などを参加者に紹介する。発表時間は45分とする。後半の45分は紹介された研究についての補足説明や参加者全員でのディスカッションを行う。 また、この講義では、英文読解より客観的かつ批判的な立場で論文を読める(自分が実験者や筆者になったように臨場感を意識する)ようになることを目指し、活発な討論を行う。 さらに、現在の分子生物学の教科書には詳細に記載されていない分子生物学の創成期に考え出された方法や考え方について理解することを目指す。いわば「温故知新」を講義の目的とする。 各自で発表論文を選ぶ際には個人的な興味だけではなく、生物学に携わる者が知っておくべき内容の論文を選択することが望ましい。 参考までに生命科学の研究を行う上で知っておくとよい1980年代以降のノーベル医学生理学賞の一部を以下に挙げる。 1. 抗体の多様性に関する遺伝的原理の発見 2.がん遺伝子の発見 3.生体制御機構としての可逆的タンパク質のリン酸化の発見 4.細胞周期を制御する主要な因子の発見 5.Gタンパク質とその役割の発見 6.アポトーシスの発見 7.相同組み換えによる遺伝子改変マウスの作成法 8.テロメアと寺めらーぜの発見 9.オートファジーのしくみの発見 10. 成熟細胞が多能性を持つように再プログラムできることの発見 11. RNA干渉の発見 12. 概日リズムを制御する分子機構の発見 教科書
特になし
参考文献
ノーベル賞公式ホームページ https://www.nobelprize.org
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】 発表者は授業までに自らの研究を行う上で把握しておくべき過去のノーベル医学生理学賞の授賞理由となった原著論文を探す。講義までに、論文の内容(場合によっては複数の論文を読む必要があります)理解しておく。発表に必要な資料 (パワーポイントスライドまたはプリント)を用意する (5時間程度)。
【事後学習】 論文の本文だけでは把握できない研究の背景や方法論に関しては、引用文献を読み込み、深く理解できるようにする (3時間程度)。 アクティブ・ラーニングの内容
採用せず。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】 15回の講義内容を理解し、この分野の研究内容を理解、解釈、考察できる到達度に基づき理学研究科規定通りの成績評価を行い、単位を付与する。
理学研究科規定:S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以)、C (60点以上) 【成績評価の方法】 論文の選定、 プレゼンテーションの内容および質疑応答や討論への積極的な参加状況などから総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
論文を理解する上で重要なポイントのアドバイスと相互討論によって行う。
履修上の注意・履修要件
特になし
実践的教育
該当せず。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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