シラバス情報

授業科目名
ジオパーク概論
(英語名)
Introduction to Geopark Study
科目区分
基盤科目
対象学生
地域資源マネジメント研究科
学年
1年
ナンバリングコード
TGRMR5MCA9
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・実習 (Lecture/Practical Training)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
佐野 恭平
所属
地域資源マネジメント研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標11
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
連絡先
学務課に問い合わせ

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/3〇/6〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】ジオパークで扱う資源は地質や地形だけではなく、これらに関連した生態系、そしてそれらを利用した人々の暮らしや産業を含んでいる。これらの結びつきを地域の資源と捉え、地球科学の視点をふくめた地域資源を運営する方法を説明・提案できること。
【到達目標】ジオパークの現状と課題について日本や世界のジオパークの具体例を概観することによりジオパークの取り組みを説明できること、ジオパークを通じて地域の地質・地形をもとにした地域資源の活用の在り方を提案できること。


授業のサブタイトル・キーワード
ジオパークを題材にした地域資源の運営方法とは
キーワード:ジオパーク,地質,地形,岩石,地域資源
講義内容・授業計画
ジオパークとは、“保全・保護” “教育” “持続可能な発展”が一体となった考え方にもとづき、地域資源を運営していく仕組みである。ジオパークの概念や仕組み、現状と課題について解説し、山陰海岸ジオパークの具体例と照らし合わせながら講義を実施する。全15回のうち3日(9回分)は山陰海岸ジオパークのエリア内へ出向き、ジオパークを通じた地域資源の運営の実態を見学する。6回は講義を行う。必要に応じてジオパークを推進している方を特別講師として招く。
1.ジオパークとは?ジオパークが目指すもの
2.  ジオパークのコンセプトと山陰海岸ジオパーク
3.4.5 現地学習(豊岡地域のジオサイト)
6.7.8 現地学習(美方郡地域のジオサイト)
9.10.11 現地学習(京丹後地域のジオサイト)
12.ジオパークのholistic concept1:ジオパークと保護・保全
13.ジオパークのholistic concept2:ジオパークと防災・教育活動
14.ジオパークのholistic concept3:ジオパークと観光・経済活動
15.まとめ:ジオパークによる地域資源マネジメント
※パソコンの利用:発表のための資料作成,レポートの作成で使用する。
※生成系AIの利用:利用しない
教科書
授業中にその都度指示する。
参考文献
日本ジオパーク、ユネスコ世界ジオパーク,山陰海岸ジオパークのパンフレットなどに加え、適宜プリントを配布する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストやジオパークに関する参考資料を事前に読み込み(30h)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにテキストや参考資料を読み込み(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
現地でのディスカッションを予定(3回)
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
 ジオパークの取り組みを説明でき、ジオパークを通じて地域の地質・地形資源をもとにした地域資源の活用を提案できる者に単位を授与する。
講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、表現力等)の到達度に応じてS(90 点以上),  A(80 点以上), B(70 点以上),C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
成績評価の方法
レポート(70%)、受講態度(積極的な発言や質問など)(30%)を基準として総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法
レポートはそれぞれにコメントを付して返す。
履修上の注意・履修要件
講義の初回に現地学習の日程調整を行うので、受講者は必ず出席すること
現地学習では写真撮影等の記録を行い、それらを使った簡潔で明確なレポートを作成するよう心掛けること。
実践的教育
該当しない。
備考
担当教員は山陰海岸ジオパークでの地球科学的研究や運営に携わっている。この講義では地球科学の視点からジオパークを用いた地域資源の保護と活用について述べる。詳細は教員研究者データベースHP (https://cv01.ufinity.jp/u_hyogo/)を参照のこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。