シラバス情報

授業科目名
生態学概論
(英語名)
Ecology
科目区分
基盤科目
対象学生
地域資源マネジメント研究科
学年
1年
ナンバリングコード
TGRMR5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
出口 智広
所属
地域資源マネジメント研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標13/目標14/目標15
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
連絡先
学務課に問い合わせ

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/5〇/6〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
地域資源マネジメントの修得には、地域の自然を構成する生物が、厳しい競争を行いながらも、複雑に繋がっている存在であることを理解・認識する生態学の高度な教養を身につけることを目的とする。
生態学概論では、学問の歴史的な基盤を理解し、その上に最新の知識を上乗せすることにより、地域資源を活用するための高度な知識を習得し、他者に解説できることを到達目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:地域の自然資源を理解するための洞察力を身につける学問
キーワード:適応、進化、個体群動態、共存、絶滅
講義内容・授業計画
最初の2回を導入部と位置付け、科学・生物学・生態学の全般を展望する。3回〜13回は生態学の様々な側面について解説し、14回以降は地域資源との関係について講義を行う。
1.生態学とは何か(概念の紹介)
2.生態学の基礎概念(前回内容の関心確認と概念・研究事例の紹介)
3.個体レベルの生態学 (前回内容の関心確認と概念・研究事例の紹介)
4.進化生態学(前回内容の関心確認と概念・研究事例の紹介)
5.社会生物学(前回内容の関心確認と概念・研究事例の紹介)
6.個体群生態学(前回内容の関心確認と概念・研究事例の紹介)
7.群集生態学(前回内容の関心確認と概念・研究事例の紹介)
8.生態系生態学(前回内容の関心確認と概念・研究事例の紹介)
9.景観生態学(前回内容の関心確認と概念・研究事例の紹介)
10.地球生態学と気候変動(前回内容の関心確認と概念・研究事例の紹介)
11.地球生態学と人間活動(前回内容の関心確認と概念・研究事例の紹介)
12.生態系サービス(前回内容の関心確認と概念・研究事例の紹介)
13.保全生態学(前回内容の関心確認と概念・研究事例の紹介)
14.地域生態系の保全(前回内容の関心確認と概念・研究事例の紹介)
15.まとめ:生態学的観点からの地域資源(前回内容の関心確認と概念・研究事例の紹介)
※パソコンの利用:授業内容の関心事の掘り下げや検索に必要
※生成AIの利用の際には担当教員に申し出ること
教科書
各分野において注目度の高い最新の研究成果論文を用いる。
参考文献
適宜指示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
予習は不要。
復習については、当回講義で関心を持った理論や事例の詳細を、次回講義まで(第15回については期限なし)に各自調べておくこと(60h)。
アクティブ・ラーニングの内容
受講者は、前回の講義で関心を持った概念や事例の詳細を、当回の講義時に発表することで、参加者との情報の共有および意見交換を求める。
成績評価の基準・方法
本講義では生態学の基本概念を理解し、その内容を口頭説明できる者に単位を与える。具体的には、各回の講義の後、関心を持った概念・事例について自主勉強し、次回講義時に行う成果発表(80%)と、講義参加者と意見交換する受講態度(20%)をもとに、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)の成績を与える。基本的に筆記試験やレポートなど記述能力では評価しない。
課題・試験結果の開示方法
各回講義時の受講者の発表に対して、他の事例を紹介しながら講評する。
履修上の注意・履修要件

グローバルな視点で自然に関心をもつこと。生態学を未修である学生にも理解できるように講義するが、毎回到達度を確認し、必要に応じて補習的課題を課す。

当授業は、原則すべての授業を対面で実施する予定。
実践的教育
該当しない。
備考
本講義は担当教員の専門分野である行動生態学の視点から、生態学の研究科レベルの基礎を解説することに主眼がおかれる。詳細は教員研究者データベースHP(https://cv01.ufinity.jp/u_hyogo/)を参照のこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。