シラバス情報

授業科目名
地質資源とジオパーク論
(英語名)
Geo- resourcesand Application to Geopark
科目区分
専門科目
対象学生
地域資源マネジメント研究科
学年
1年
ナンバリングコード
TGRMR5MCA9
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・実習 (Lecture/Practical Training)
開講時期
2024年度後期
担当教員
松原 典孝
所属
地域資源マネジメント研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標11/目標17
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
連絡先
学務課に問い合わせ

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/1〇/3〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】地形・地質およびそれを基礎とする自然資源を広い意味での“地質資源”と呼ぶ。地域資源をマネジメントするうえで、地域に存在する地質資源の科学的特徴を理解するとともに、地質資源とそれを取り巻く様々な要素との相互作用を科学的に解明することは重要である。本講義では地域の景観や風土を作る地形・地質の成り立ちや、地域の特徴的な自然・社会・文化がどのように大地の性質と関連し、それらがどのように扱われているか具体的な例を探ることで、大地と地域資源の関係性を解明することを目的とし、ジオパークの概念やそれを取り巻く課題について論究する。

【到達目標】1)ジオパークにおける地質資源の基礎理論を修得すること、2)地域の現状を理解し、大地形成から見た地質資源の意味を総合的に語ることができ分析できるようになること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:地質資源の保全と活用およびジオパークの運営
キーワード:ジオパーク、地質資源

講義内容・授業計画
日本と世界のジオパークを題材に、様々な事象とジオパークの大地と間にどのような関係があり、具体的にどのように扱われているかを各自で探り、討論する。また、国内外のジオパーク研究者による講義を行う。一部は野外にて実践的学習を行う。なお、天候等を考慮して野外の実践的学習は順序が異なる場合もある。

1.地質資源の保全と活用「ジオストーリーとジオパーク」
2.タイプごとのジオパーク:火山と山地のジオパーク
3.タイプごとのジオパーク:海岸部のジオパーク
4.野外における実践的学習:内陸部や山地の地球科学的特徴
5.野外における実践的学習:内陸部や山地のジオサイト
6.野外における実践的学習:内陸部や山地での人々の暮らし
7.各地のジオパークの実態:ゲストティーチャーによる講義
8.タイプごとのジオパーク:化石のジオパーク
9.野外における実践的学習:海岸部の地球科学的特徴
10.野外における実践的学習:海岸部のジオサイト
11.野外における実践的学習:海岸部での人々の暮らし
12.自然災害とジオパーク・地質資源の保全
13.ジオストーリーの作り方
14.ジオストーリーの作成(実践)
15.全体のまとめと討論
※パソコンの利用:まとめで利用
生成系AIを利用する場合、教員の許可を取ること
教科書
日本のジオパーク(尾池和夫・加藤碵一・渡辺真人 著:ナカニシヤ出版)
参考文献
適宜指示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストやジオパークに関する参考資料を事前に読み込み(15h)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにテキストや参考資料を読み込み(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
グループワークによるディスカッションを予定(4回)
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 自然と社会の相互作用解明や地域資源のマネジメントに関わる独自の方法論への理解を深め、学際的実践研究をすすめる高度な素養を獲得した者に、単位を授与する。
 講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
 レポート(70%)を基準として、受講態度(30% 積極的な質疑応答等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
講評をグループワーク時に行う。
履修上の注意・履修要件
基盤科目「地球科学概論」、「地質学概論」程度の基礎知識を持っていることが望ましい。
実践的教育
該当しない。
備考
担当教員等は地球科学の知識を基礎に、ジオパークの運営にかかわっている。この講義は、ジオパークにおける地球科学の適用について教授するものである。詳細は教員研究者データベースHP(https://cv01.ufinity.jp/u_hyogo/)を参照のこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。