シラバス情報

授業科目名
地域社会マネジメント論
(英語名)
Management of Local Community and Nature
科目区分
専門科目
対象学生
地域資源マネジメント研究科
学年
2年
ナンバリングコード
TGRMR6MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
山室 敦嗣
所属
地域資源マネジメント研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標11
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
連絡先
学務課に問い合わせ

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/1〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
本講義では、持続可能な地域社会の実現を図るために必要な農山漁村や都市のさまざまな住民組織の機能と構造、そして自然環境と地域住民との相互作用についての思考力を深めることを目的とする。
本講義の到達目標は、住民組織の機能と構造についての基礎理論を修得し、地域住民を軸とした地域社会マネジメントについて説明できるようになることである。
授業のサブタイトル・キーワード
持続可能な地域社会、住民組織
講義内容・授業計画
地域社会に生起する諸課題の処理装置である住民組織と、その処理過程の仕組みについて講義する。そのうえでコウノトリの野生復帰やジオパークなど身近な地域の事例について検討を加え、地域社会マネジメントを担うとはどういうことかについての理解が深まるよう、講義を行う。

1.地域社会マネジメントの担い手とは
2.近代化と地域社会の変容
3.地域生活課題の処理と住民組織
4.自然資源と住民組織(1)−水利用をめぐって
5.自然資源と住民組織(2)−土地利用をめぐって
6.動物と住民組織との関係−鳥獣被害問題を手がかりに
7.生業とマイナーサブシステンス
8.歴史的環境の保全と継承
9.地域づくりと内発的発展
10.合意形成とパートナーシップ
11.地域コミュニティの形成
12.コウノトリ野生復帰と地域再生における住民の役割
13.ジオパーク協議会と地域住民によるジオパーク活動
14.豊岡市の環境経済戦略と住民参画
15.まとめ:地域社会マネジメントを担うとはどういうことか

※パソコン利用:なし
※生成系AIを利用する場合、教員の許可を得ること 
教科書
授業中にその都度指示する。
参考文献
必要に応じて資料などを配布。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】各講義のテーマについての事前学習(30h)
【復習】各講義の事後学習(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
学生同士のディスカッションを実施する。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 住民組織の機能と構造についての基礎理論を理解し、地域住民を軸とした地域社会マネジメントについて説明できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(思考力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
 レポート(70%)、受講態度(30%)によって評価する。
課題・試験結果の開示方法
レポートは、各自の内容を紹介しながら講評する。
履修上の注意・履修要件
・「社会学」を既修していること、あるいは社会学の基礎知識を身につけていることが望ましい。

実践的教育
該当しない。
備考
担当教員は主に地域社会学の立場から研究を行っている。詳細は教員研究者データベースHP(https://cv01.ufinity.jp/u_hyogo/)を参照のこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。