教員名 : 田中 康
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授業科目名
緑地活用論
(英語名)
Open Space Planning
科目区分
ー
応用科目
対象学生
緑環境景観マネジメント研究科
学年
2年
ナンバリングコード
ALLML6MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
田中 康
所属
非常勤講師
株式会社ヘッズ大阪本社 授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標11/目標15
オフィスアワー・場所
講義終了後30分間、講義室にて
連絡先
初回授業時に通知
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
2◎/4〇
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】
緑環境における広義の公園・緑地の活用について、その時代背景と変遷について講義を受け、今日求められる緑・景観資源の保全、創出、活用の解析手法や基本コンセプトの立案、具体的な事業化プロセス、更には市民の合意形成や地域課題の解決方策を含めた高度の専門知識と技術を修得することを目的とする。 【到達目標】 持続可能な都市づくりに向け、最新の実例をもとにランドスケープ分野の実務に求められる実践的な能力を用いて、緑・景観資源の保全、創出、活用の解析手法や基本コンセプトの立案、具体的な事業化プロセス、更には市民の合意形成や地域課題の解決方策を含めた提案をする。 当研究科の学習・教育目標として掲げるⅡ環境・造園に関する専門知識および応用力の修得を含む。 授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:ランドスケープ分野の実務に必要な保全、計画、マネジメントに関する専門知識やコンサルティング技術を身につける。
キーワード:公園緑地、ランドスケープコンサルタント 講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では、時代と共に変化するランドスケープ分野の実務について、歴史的背景を踏まえながら、緑環境・都市環境・生活環境等の視点から解説する。さらに具体的な最新の事例分析を通じて公園・緑地等の今日的意義やそのあり方について理解し、保全、整備・リノベーション、マネジメント及びストック再編の手法や仕組みについて論じる。 本講義は、ランドスケープコンサルタントの最新の業務を教材として、実務に求められる専門的知識やコンサルティング技術を理解し、実務を行う上での課題解決に向けたノウハウに関する意見交換を行い、自身の考え方をレポートにまとめプレゼンテーションを行う。 【授業計画】 当授業は実践的教育に該当する。 前半は、ランドスケープの実務に必要な基礎的事項について概観する。 第 1回 公園の成立・欧米と日本の比較から(明治期の公園) 第 2回 田園都市の出現と我が国のニュータウン開発(大正〜昭和期) 第 3回 高度経済成長期1960年代の公園緑地と今日的課題 第 4回 公園のストックマネジメント(元茨木川緑地リ・デザイン計画・R5) 第 5/6回 元茨木川緑地・千里ニュータウンの見学 第 7回 公園のストック再編(門真市パークイノベーション計画・R5) 第 8 回 公園のリノベーション計画(芦屋市・宮塚公園・H30) 第9/10回 門真市の市街地と公園、芦屋市宮塚公園及び周辺地域の見学) 第11回 都市防災と公園緑地(関東大震災及び阪神・淡路大震災等,樹木の生存戦略と防災機能) 第12回 地震災害や復興まちづくりで公園・オープンスペースが果たす役割 第13/14回 門真市パークイノベーション計画のプレゼンテーション 第15回 市民参加による緑の基本計画(貝塚市緑の基本計画・R6) *うち2回 実例見学を行う。 ※この科目は毎週2コマ実施するため、授業期間は4〜7月となる。 【生成AIの利用について】 この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には、生成系AIの出力した内容について、参考文献が 実在するかなど事実関係の確認を必ず行ったうえで、その出典・参考文献を追記することが必要である。 教科書
講義内で資料を配布
参考文献
・石川幹子著「都市と緑地」岩波書店(図書館にあり)
・鈴木博之著「都市へ」中央公論社(図書館にあり) ・中瀬勲・林まゆみ編「緑のコミュニティデザイン」学芸出版社(図書館にあり) ・日本造園学会関西支部編「関西造園界50年の歩み:公益社団法人日本造園学会関西支部設立50周年記念誌」(図書館にあり) 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト・オンデマンド教材の事前読み込み(5h)
【復習】授業後の小レポート作成(10h)、テキスト等の読み直し、イノベーション計画の作成(15h) アクティブ・ラーニングの内容
イノベーション計画を提案する自治体の方を交えた意見交換を予定。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
ランドスケーププランナーの視点から見た着眼点及び理解度、課題の解決や目標に向けた企画・提案力の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 【成績評価の方法】 小レポート30%、イノベーション計画70%(7月にプレゼンテーション予定)を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
小レポートは次回の授業内でコメントを返す。イノベーション計画は、プレゼンテーション時に講評を行い、対象自治体による講評を最終授業時に示す。
履修上の注意・履修要件
本講義は活用デザイン領域の応用科目として位置づけられているものであり、授業資料や関連資料をもとに復習を行うこと。
実践的教育
ランドスケーコンサルタントの実務者である教員が、実際の業務を教材として、調査、プランニング、マネジメント等に関する実践的で最新の情報や技術を教授するものであり、実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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