シラバス情報

授業科目名
環境運営組織の事業マネジメント
(英語名)
Project management of organization for improving quality ofenvironment
科目区分
選択科目
対象学生
緑環境景観マネジメント研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
ALLML5MCA1
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
田中 康
所属
非常勤講師
株式会社ヘッズ大阪本社
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標8/目標11
オフィスアワー・場所
授業終了後・講義室
連絡先
初回授業時に告知する

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/6〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
今後の地域づくり、地域マネジメントの担い手としての地域コミュニティについて歴史的背景や今日的意義について実態的に学び、その活性化方策やコミュニティ事業の推進方策を習得することを目的とする。

【到達目標】
コミュニティ施設のリニューアルプランや管理運営手法の提案を行い、より実践的なコミュニティマネジメント手法を計画できるようになることを目標とする。

当研究科の学習・教育目標として掲げるⅡ環境・造園に関する専門知識および応用力の修得を含む。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:地域マネジメントに関する専門知識やコンサルティング技術を身につける。
キーワード:地域コミュニティ、まちづくり、地域活性化
講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では、少子高齢化社会の進行や人口減少社会において、これからの地域づくりの担い手となる地域コミュニティについて実態的に学び、今後の持続・発展的な地域マネジメントの方策について解説する。そして管理運営事業や非営利組織(NPO等)が担うまちづくりの事業の基盤となる事業制度等を理解したうえで、事業計画の立て方、計画に基づく事業の実施方法、その評価方法等について学び、事業として成立させていくための取り組みを学ぶ。さらに、それら事業の現場が抱える資金調達や収益の確保、人材の育成や雇用の推進などの課題について実態的に学ぶ。

【授業計画】
当授業は実践的教育に該当する。
第1回  地域コミュニティ政策の系譜と今日的課題
    —様々な地域活動、コミュティとは何か?
第2回  阪神・淡路大震災と復興まちづくり
    ー全国的に契機となった震災復興まちづくり〜深江地区を事例として〜
第3回  コミュニティ形成や地域活性化に関する取り組み。(深江地区まちづくり協議会などの地域活動組織の運営について)
第4回  地域コミュニティの活性化に向けての企画・提案について
第 5/6回 地域コミュニティの活性化に関する提案【発表会】
第 7/8回 コミュニティに関する実態調査
    深江会館、神戸深江生活文化史料館、だんじり倉庫等を地元住民の案内で見学・意見交換

※うち1回 見学を行う。
※この科目は毎週2コマ実施するため、授業期間は5〜6月となる。

【生成AIの利用について】 この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には、生成系AIの出力した内容について、参考文献が 実在するかなど事実関係の確認を必ず行ったうえで、その出典・参考文献を追記することが必要である。
教科書

講義内で資料を配布

参考文献
・久保光弘著「まちづくり協議会とまちづくり提案」学芸出版(図書館にあり)
・中瀬勲・林まゆみ編「緑のコミュニティデザイン」学芸出版社(図書館にあり)
・日高昭夫著「基礎的自治体と町内会自治会」春風社
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト・オンデマンド教材の事前読み込み(5h)
【復習】授業後の小レポート作成(5h)、テキスト等の読み直し、コミュニティ活性化に関する提案の作成(20h)
アクティブ・ラーニングの内容
コミュニティ活性化に関する提案をする地域団体の方を交えた意見交換を予定
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
地域マネジメントや公園管理における主体・組織の役割を理解して説明できること。また、それら組織の特質を踏まえた事業の計画を立案できること。環境運営組織の事業マネジメントを行う立場からの着眼点及び理解度、課題の解決や目標に向けた企画・提案できる者を合格とし、到達度に応じ、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)の成績評価を行う。

【成績評価の方法】
小レポート30%、提案70%(6月の最終回でプレゼンテーション予定)を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
小レポートは次回の授業内でコメントを返す。提案内容については、プレゼンテーション時に講評を行い、対象地域団体による講評を最終授業時に示す。
履修上の注意・履修要件
本講義は施策マネジメント領域の応用科目として位置づけられているものであり、授業資料や関連資料をもとに復習を行うこと。積極的に授業時間内の議論に参加すること。
実践的教育
ランドスケーコンサルタントの実務者である教員が、実際の業務を教材として、プランニング、マネジメント等に関する実践的で最新の情報や技術を教授するものであり、実践的教育に該当する。
備考
隔年開講
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。