シラバス情報

授業科目名
環境防災計画演習
(英語名)
Practice in environmental design and management for urban safety
科目区分
対象学生
緑環境景観マネジメント研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
ALLML5MCA3
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
岩崎 哲也
所属
緑環境景観マネジメント研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標11/目標15
オフィスアワー・場所
別途配布するオフィスアワー一覧にて通知
連絡先
研究科内アドレス一覧にて周知

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/4〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】樹木の防火効果など、公園緑地活用のために必要な知識と方法を習得することを目的とする。
【到達目標】この演習の到達目標として、動植物と人をともに育む持続可能な環境づくりや防災(特に防火)という地域に密着した内容で、公園緑地リニューアルの構想提案を行う。
当研究科の学習・教育目標として掲げるⅡ. 環境・造園に関する専門知識および応用力の修得を含む。
授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】〜生き物としてのみどりの効果効用を身近な空間計画に応用する〜
【キーワード】公園、緑地、都市緑化、樹木の防火効果、生き物、リニューアル、構想、計画、環境防災
講義内容・授業計画

【講義内容】この科目は活用デザイン領域の応用科目群として位置づけられ、実務に応用できる専門知識を学習する。住み続けられる快適な地域づくりの視点から、樹木などの環境及び防火に配慮した公園緑地の構想等提案を演習の題材として取り上げ、構想等の立案作業を通じて実務に応用可能な提案を行う。

【授業計画】

当授業は実践的教育に該当する。

1. ガイダンス

2. 緑地計画の事例と実務

3. 緑の効果効用と防災

4. 緑地と防災、関連事例紹介

5. 計画対象地の与条件把握(管理者打合せ、現地調査、図面の収集と整理、樹木確認等)

6. 人体危険域の算出、現況分析

7. 事例見学

8,9. 提案の方向性(コンセプト、ゾーニング・動線計画等)

10. 提案の方向性に関する打合せ協議

11. 樹木の防火に関する実験(耐火性、含水率等)

12. 防災系統緑地としての提案(アイデア、全体構想等)

13,14. 提案の作成(図面、説明等)

15. プレゼンテーション

・障害のある人の受講に際し、申し出に基づき物理的環境や意思疎通への配慮など必要とされることについて授業への影響等を総合的に判断し合理的配慮を行う。教室以外は、校外の対象公園等の現地確認、打合せ、見学の移動に実習バス等を利用する予定である。
・レポート等については、学生本人が作成し生成系 AIのみを用いて作成しないこと。また、教員が認める範囲を超えて生成系AIを使用したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
ガイドライン、論文、解説文、歴史文献、作図見本など、必要な資料を各回に配布し解説する。
参考文献
国土交通省国土技術政策総合研究所「身近な公園防災使いこなしBOOK」
岩崎哲也「都市の樹木」文一総合出版
都市緑化機構・防災公園とまちづくり共同研究会「防災公園技術ハンドブック」
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】これから受講する内容や実施場所、到達点等の確認(15時間)
【復習】受講した内容の振り返り、次回に向けて作業の補足・補完等の想定時間(15時間)
アクティブ・ラーニングの内容
学生自らの課題作成等を通じ、学生同士、教員との積極的な意見交換を行う。
成績評価の基準・方法

【基準】動植物と人をともに育む環境及び防災の観点から地域課題に応えた提案がなされていること、また、その内容を説明できること。その到達度により、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)に成績評価する。

【方法】プレゼンテーション30%および課題成果70%によるものとし、受講態度(学習意欲、積極的な質問、参加度等)を含めて総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法
授業中の質問や課題等に関するフィードバックは、その都度または翌週の授業などで回答し、その他期末に向けた成果に関連すること等については授業評価アンケートの教員コメント欄に全体的な講評等として記載する。
履修上の注意・履修要件
・関係者へのヒアリングや現地調査など、授業時間外でも積極的に取り組む姿勢が必要である。前週までに示された授業内容を事前に予習し、授業終了後は配布資料を見直すなど十分な復習により各回の内容を理解しておくこと。
・授業を欠席する際には、診断書や病院の領収書(コピー可)など欠席の理由が分る書類を教員に提出すること。
実践的教育
コンサルタント及び行政機関において自然環境調査、公園緑地の構想・計画・設計、市民協働まちづくりの現場実務に携わった教員より、地域の課題把握、計画等の提案に必要な手法を学習する実践教育である。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。