【講義目的】都市公園のマネジメントとリノベーションを達成するために必要となる、ストック利用や賑わいのある文化的な空間づくり、観光交流などのビジネス展開、高齢社会に対応した健康社会の実現、グリーンインフラや生物多様性など公園緑地の持続的活用、Park-PFIなど公園活性化に資する制度など「公園運営」に関する知識を得るとともに、社会調査やワークショップといったマネジメントプランの策定に関する技術を修得する。

【到達目標】都市公園のマネジメントプラン策定に向けた課題を整理してその説明ができるようになること、とする。

【講義内容】この科目は、共通領域の発展科目であり、都市公園のマネジメントやリノベーションに関する幅広い知識の習得に主眼を置くとともに、後期の実践のベースにもなる必修科目である。具体的には都市公園において新たな公共サービスやビジネス展開、緑地の持続的活用、みどりを用いた健康創造等に関する取り組み内容を、現地視察や関係主体とのディスカッションを通じて理解する。また実際の社会調査やワークショップなどを通じて、対象地が有する課題を明らかにする。

基準：公園運営を実践する上で必要となる、現地の理解、活用可能な公園資源、利用者などのニーズを的確に把握するとともに、対象公園の課題を明確にし、それを説明できる者を合格とし、講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に応じ、SからCまでの成績とする。

後期の演習では、前期の提案をさらにブラッシュアップすることが求められる。対象公園のHP等を通じ各自事前に予習し、現地視察や関係主体へのアンケートやワークショップなどを通じて得られた課題や検討した解決策などをまとめるなど、十分な復習により各回の内容を理解し、後期に予定しているパークマネジメントプランづくりの参考にしておくこと。