シラバス情報

授業科目名
化学と環境技術
(英語名)
Chemical and Environmental Technology
科目区分
全学共通科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
伊藤 和宏、森下 政夫、八重 真治、嶺重 温、岸 肇、前田 光治、山本 拓司
所属
工学研究科
化学工学専攻
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標12/目標13
オフィスアワー・場所
「履修の手引き」(オフィスアワー一覧)を参照してください。
連絡先
ユニバーサルパスポート(クラスプロファイル・授業Q&A)から連絡してください

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-2◎/2-1〇/3-2〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
CO2の排出に起因する温暖化現象に代表されるように,工業とそれにともなう経済の発展により,地球規模での環境問題が深刻化しつつある。文化,社会,科学,技術,さまざまな分野で環境問題が論じられ政策や対策が提言されている。本講では,技術的な視点にたち,エネルギー技術,大気汚染問題や汚染物質の除去,水質浄化,高分子とリサイクルなど科学的・技術的な現状とそれへの対策について講述する。

【到達目標】
・エネルギーと環境,大気汚染や汚染物質の除去,水質汚染,高分子材料とリサイクルなど,環境問題に関する現状と科学的・技術的対策を説明できる(知能・技能)
・環境保全に関する地域社会や国際社会における課題を挙げることができる(知識・理解)
・環境問題に興味を持ち、技術的な解決に向け、主体的な提案ができる(思考力、判断力)
授業のサブタイトル・キーワード
クリーンエネルギー,環境問題に寄与する産業と技術基盤,気候変動への技術的対策
講義内容・授業計画
【講義内容】
オムニバス方式で行う。経済成長に伴う科学技術の発展が、化石燃料の大量消費を加速的に増加させ、エネルギー問題、水圏・気圏での環境破壊が深刻化している現状を解説する。これに対し技術的な視点に立ち、その問題点と解決策の現状と将来について説明する。

【授業計画】
1.バイオエネルギーの紹介とメタン発酵(前田)
2.バイオエタノール技術(前田)
3.バイオディーゼル技術(前田)
4.化学工学と省エネルギー技術(山本(拓))
5.ナノ多孔体と環境浄化技術(山本(拓))
6.非可食性バイオマスからのオレフィン生産プロセス(山本(拓))
7.流体計測技術(伊藤(和))
8.海水中のバイオ燃料Ⅰ(伊藤(和))
9.海水中のバイオ燃料Ⅱ(伊藤(和))
10.高分子材料の特徴(岸)
11.高分子とリサイクルⅠ(岸)
12.高分子とリサイクルⅡ(岸)
13.光触媒(嶺重)
14.エネルギー変換とエネルギーの有効利用 (山本(宏))
15.環境と表面技術−鉄を錆から守る−(八重)

※定期試験について:定期試験は行わない
※パソコンの利用について:利用しない
※生成系AIの利用について:生成系AIの使用について各講師から指示があれば、その範囲内で使用すること。課題・レポート等は学生本人が作成することを前提としており、生成系AIの出力をそのまま提出することは原則認めない。不正に生成系AIを使用したことが判明した場合は単位を認定しないことがあるので、注意すること。
教科書
教科書は使用せず、講義資料・プリントを配布する。
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】ユニバーサルパスポート等より配布される講義資料の事前読み込み(1h×15週)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるための講義資料の読み直し、関連項目の文献調査(1.5h×15週)
    レポート作成(3.5h×7回)

合計:62 h
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
環境問題に興味を持ち、各講師からのレポート課題について明確な記述ができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知能・技能、思考力、判断力)の到達度に基づきS>90%, A>80%, B>70%, C>60%による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
各講師の担当分野ごとに、レポート提出と小テストを実施する(合計7回)。
これらの評価の合計を100%として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
ユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能等を使って、コメントあるいは講評を返す。
履修上の注意・履修要件
・講義資料や授業中に指示した課題を中心に,環境問題に関する新聞やインターネットの記事なども活用して,十分な予習・復習を行うこと。

実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。