シラバス情報

授業科目名
播磨学
(英語名)
regional research on ‘Harima’
科目区分
全学共通科目
[−]
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA9
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・実習 (Lecture/Practical Training)
開講時期
2024年度前期
担当教員
宇那木 隆司
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標10
オフィスアワー・場所
講義後、教室・現地にて
連絡先
uhk08892@nifty.com

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-2◎/3-2〇/4-1〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】播磨と呼ばれる地域の足跡に立ち、日本列島における播磨の位置と特質から歴史的・文化的課題を発見することにより、その時、そこで生き、生活していた人々を豊かに想像し、地域の歩みといまを捉え、これからの地域を創造し地域に貢献できる基礎力の涵養を目的とする。
【到達目標】歴史的文化的課題を発見し身につけた探求力を表現することである。
授業のサブタイトル・キーワード
歴史と文化を考える
講義内容・授業計画
講義内容
【講義内容】
古代に行政区画として成立した「播磨」という地域をエリア・ルート・ボーダーの視点から、主として歴史的文化的考察を行うことにより、如上の目的と目標を達成し、播磨地域の歴史的・文化的イメージを豊かに形成したい。今年度は4日間の集中講義形式(第1,2,4日は1〜4限、第3日は9:00出発16:00帰着)とし、以下の計画を提示するが順序の入れ替え及び内容に若干変更を加えることがある。
【授業計画】
第1日(講義)
 1 時代区分論と年代表記方法 
 2   気候変動から歴史と播磨を考える
 3   軍都姫路と戦災
 4   姫路藩藩政改革と近代への転回
第2日(講義)
 5    近世姫路城の変遷
 6    姫路藩の忍者(しのびのもの)
 7    戦国時代の姫路と播磨
 8    増位山の歴史と文化
第3日(フィールドワーク)
 9     文化財現地見学学習(増位山随願寺の文化財)
 10   伝統文化体験学習1(重要文化財随願寺本堂で坐禅体験
 11   伝統文化体験学習2(随願寺会館で木版摺体験)
第4日(講義等)
 12   巡礼の文化
 13   播磨の変動と国府の変貌
 14   道・川・海と境界儀礼
 15   江戸時代の旅と「播州名所巡覧図絵」の挿絵の着彩(Coloring learning)
教科書
『改訂増補 姫路城下古道界隈』(2023,3姫路市教育委員会文化財課刊)頒価800円
配布レジュメ等

参考文献
播磨学研究所「播磨学講座講義録」(神戸新聞総合出版センター)
中元孝迪『西国将軍池田輝政』(神戸新聞総合出版センター)
『姫路市史』
『兵庫県史』
季刊誌『BanCul』(姫路市文化国際交流財団刊)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】掲示する講義レジュメにあらかじめ目を通し歴史的文化的用語の下調べを行う(30h)
【復習】講義で関心を得たこと、疑問に思ったこと、理解しにくかったことについて図書館等を活用し主体的に調査する(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
グループワーク(第3日伝統文化体験学習2木版摺体験において班別体験学習を行う)
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
播磨の歴史と文化を理解し課題を発見・探求できた者に単位を授与する。講義目的・到達目標に記載する内容の到達度に応じてSからCまで成績を付与する。
【成績評価の方法】
受講意欲(出席・受講姿勢)40%、定期試験(小論文)60%を基準として総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
定期試験(小論文)は、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。

履修上の注意・履修要件
高等学校日本史未履修者は『新もういちど読む山川日本史』を参照
フィールドワーク、体験学習は現地までの旅費や材料費等の自己負担が発生することがあります。
履修定員28人(フィールドワーク実施可能数による)
履修者決定方法 ランダム(但し履修申込みは出席意欲のある人)


実践的教育
文化財行政での現地調査・研究を基礎として播磨地域の歴史と文化を講義し、有形文化財の現地学習と伝統文化の体験学習等を指導する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。