シラバス情報

授業科目名
男女共同参画社会
(英語名)
Gender Equal Society
科目区分
全学共通科目
全学共通科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
鴨谷 香
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
日本語
関連するSDGs目標
目標5/目標8/目標16
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
連絡先
講義時に掲示予定

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-2◎/1-1〇/2-1〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
少子高齢化、人口減少社会の中で、社会の持続的成長を実現し、活力を維持していくためには、最大の潜在力である女性の能力を活かすことが不可欠である。本講義では、法や制度、災害時の支援、キャリア選択、子育て支援等の多方面の視点から、国際比較も検討しつつ、諸領域に偏在する性差にまつわる課題を分析し、男女平等の理念に基づく社会の在り方を考察する。講義を通して、現代社会における性差の構造について理解し、課題解決に向けて思考・実践力を身につける。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
講義内容・授業計画
本講義は、ジェンダー・国際関係論、災害社会学、キャリア論等を専門とする教員のオムニバスで構成する。前半は各分野の基礎を学び、後半は学習したことを他者と共に対話し、形にすることで学びを深める。
◆Day1:1限-4限
0.イントロダクション
1.男女共同参画社会の基礎講義
・男女共同参画の歴史と具体的課題
・性差にまつわる課題を学ぶ意義
2.キャリア形成とジェンダー
・多様な性の基礎講義
・女性活躍推進法、育児・介護休業法改正
◆Day2:1限-4限
3.子育てとジェンダー
・少子化社会とジェンダー
・子育ての現場から
4.歴史的視点から
・経済成長と戦後家族
・家族の変容とジェンダー
◆Day3:1限-4限
5.国際社会とジェンダー
・国際社会における取り組み
・開発途上国と持続可能な開発目標(SDGs)
6.災害とジェンダー
・男女、年齢、民族が災害経験にどのような影響を与えるのか
・災害の国際比較と日本の特徴
◆Day4:2限-4限
7.まとめ(グループ討議及び発表)
・講義で学んだテーマについてグループ討議を行い、発表をする。
教科書
特に指定しない。各講義、またユニバーサルパスポート上にて随時資料や参考図書を提示する。
参考文献
特に指定しない。各講義、またユニバーサルパスポート上にて随時資料や参考図書を提示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示する配布資料を事前学習(18h)、プレゼンテーションの準備(2h)
【復習】レポート作成(4回、15h)、講義内容の理解を深め定着させるため配布資料等を読み直し(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
4日目はグループ討議及び発表を予定している。他者と対話し、対話の内容をまとめて共有する参加型形式で実施予定。
成績評価の基準・方法
・本講義は複数の教員が担当する。各教員ごとの課題について、レポート・発表、平常点を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
・生成AIの利用に関しては、大学のポリシーに則り運用する。明らかに生成AIを用いて作成されテーマと合っていない記載と判断できるレポートは減点とする。

課題・試験結果の開示方法
・レポートは、優れた内容のものを講義の中で紹介しながら講評する。講義の振り返りや質疑応答の時間を設け、個別の提出物に関する回答を丁寧に行う。
・ワークショップの作成物は評価表に基づくフィードバックを行う。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
近年、同性婚の是非や学生の制服の変化、男性の育休取得や女性活躍等の性と社会システムに関連づく課題を耳にすることはないだろうか。この講義は兵庫県立大学男女共同参画センター、神戸市男女共同参画センター他、行政、民間で男女共同参画に関わる勤務経験を有する教員がコーディネートし、各専門家や実務家がその経験を活かして基礎的な知識について講義する。具体的な課題や事例を元に学生が主体的に考え、男女共同参画を自身の問題として捉えることができるようにデザインされている教育機会である。キャンパス横断科目のため、他学部の学生と話すことで視野が広がることも期待できる。
備考
オムニバス形式のため、講師の調整等により一部内容が前後することがある。初回講義時に全体のスケジュールを詳しく説明する予定である。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。