シラバス情報

授業科目名
福祉と社会
(英語名)
Welfare and Society
科目区分
全学共通科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
竹端 寛
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標1/目標3/目標10
オフィスアワー・場所
授業後教室で
連絡先
bataあっとまーくshse.u-hyogo.ac.jp
(あっとまーくは@と変えて下さい)

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
2-1◎/2-2〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
この講義は「福祉」を「不幸なごく一部の人の問題」ではなく、大学生にも身近な話題から、現代日本社会における福祉的課題を理解し、それらの問題にどう向き合えばよいのか、の基本的視座を獲得することを目的としています。
【到達目標】
「福祉」という講義名に「自分には関係ない」「おもしろくない」「つまらない」と即答する(=決めつける)人も少なくないかもしれません。そんな人でも、「自分には関係ない」と「他人事」と考えている時点で、すでに何かが見えなくなっている、という盲点や社会構造上の課題に気づくことが、授業の到達目標となります。
また、毎回の授業では、学生同士で・学生−教員間で、テーマに関して話し合う時間を必ず作ります。その議論を通じて、様々な福祉的課題の構造やその生成の背景、社会的な抑圧構造、必要とされる支援の在り方等を学び、自分の頭で考えて理解し、自分なりに言語化することを目標します。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
毎回事前課題に基づき、グループでその内容に関する討論を行いながら、授業を展開していきます。毎回ランダムな3,4人のグループで議論して頂く予定です。

1.イントロダクション
2.ゲーム依存
3.依存と社会
4.ゲスト:若者支援
5.インクルーシブ教育
6.教科書はじめに+1章を読んでの議論
7.ゲスト:まちづくりと福祉
8.教科書2・3章を読んでの議論
9.体罰とスウェーデンの叩かない子育て
10.ゲスト:当事者の声を聴く
11.教科書4章+おわりにを読んでの議論
12.能力主義を問い直す
13.ゲスト:教育と福祉を面白がる
14.13回の授業での学びをグループワークで整理
15.総括講義(最終レポートの相互評価)
教科書
竹端寛著『ケアしケアされ、生きていく』ちくまプリマー新書
参考文献
授業中にお伝えしますが、以下のウェブサイトに載せた100冊は、福祉に興味を持った人の「次の一冊」としてお進めです。
https://booklog.jp/users/bata-lab
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト・オンデマンド教材の読み込んでのミニレポート作成(30h)
【復習】ミニレポート作成(15h)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・教材を読み直し(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
毎回、事前課題について、小グループでのその内容を議論してもらい、議論内容を発表してもらう「反転授業」形式で行います。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
現代日本社会における福祉的課題に関する基礎的な理解をし、様々な福祉的課題の構造やその生成の背景、必要とされる支援の在り方について自分なりに説明できる者に単位を授与する。 
講義目的・到達目標に記載する能力(知識、思考力、判断力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

成績評価の方法
小レポート40%、最終レポート60%を基準として、受講態度(積極的な授業参画)も含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
事前課題に関しては、そのうちのいくつかを授業時に取り上げて、フィードバックを行う。また、授業後のミニレポートは、ユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使ってコメントを付ける。
履修上の注意・履修要件
・別途、連絡することがあるので、掲示や大学アドレスへのメール連絡等に注意すること。
・授業中に指示した宿題や事前・事後学習はもとより、「講義内容・授業計画」に記載したテキスト等の該当箇所などについて、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
実践的教育
該当しない
備考
担当教員は福祉社会学の研究を行っている。この講義は、担当教員の専門分野である福祉社会学や社会福祉学の基本的な部分を解説するものである。詳細は教員研究者データベースHP(http://kyoin.u-hyogo.ac.jp/)を参照のこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。