シラバス情報

授業科目名
兵庫の歴史と自然災害史
(英語名)
History of Hyogo & Natural disasters
科目区分
全学共通科目/副専攻科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
カリキュラムにより異なります。
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
青田 良介、平井 敬
所属
減災復興政策研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標11/目標13
オフィスアワー・場所
講義終了後、次の講義開始時間まで講義室にて(またはリモート)
連絡先
青田良介 ryosuke_aota@drg.u-hyogo.ac.jp
平井 敬 hirai.takashi@drg.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
3-2◎/1-2〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標

【講義目的】自然災害が多い日本で、災害対策を進めるためには、自然災害のメカニズムや防災政策がどのように構築されてきたのかを知ることは重要である。本講義では、私たちが住む兵庫県を中心に、日本全国で発生する地震、津波、豪雨、土砂災害などの自然災害の概要と、それに対する防災の取り組みについて、歴史的経緯を含め理解を深めることを目的とする。

【到達目標】1)災害メカニズムについての基礎的な知識を身につけること、2)災害が起きた時及びその後の命を守るにはどうすれば良いのか、の双方を理解することで、備え、判断できる能力を身につけ、表現できることを目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル: 災害を自然科学と社会科学の双方から探求する
キーワード: 自然災害のメカニズム、防災対策
講義内容・授業計画
【講義内容】兵庫県を中心に日本全国で起こった地震・津波・風水害を概観する。講義前半では、自然災害が発生するメカニズムを探求する。後半は、それを踏まえ、阪神・淡路大震災をはじめとする兵庫の防災対策を理解する。
【授業計画】
1.イントロダクション(講義の目的、進め方)(青田・平井)
2.日本列島の成り立ちと自然環境(平井)
3.日本の自然災害史(平井)
4.兵庫県の自然環境と災害(平井)
5.兵庫県の記録的風水害:室戸台風、阪神大水害(平井)
6.兵庫県の記録的地震災害:阪神・淡路大震災(平井)
7.東日本大震災:地震動と津波、被害(平井)
8.南海トラフ巨大地震:過去の発生履歴と将来の発生予測(平井)
9.阪神・淡路大震災以降の地震学と防災技術の発展(平井)
10.六甲山の水害を踏まえた治山対策(青田)
11.阪神・淡路大震災からの教訓(避難対策)(青田)
12.阪神・淡路大震災からの教訓(被災者の住宅・生活再建)(青田)
13.阪神・淡路大震災からの教訓(ボランティア・コミュニティ)(青田)
14.阪神・淡路大震災からの教訓(行政の対応・対策)(青田)
15.阪神・淡路大震災からの教訓(継承)・まとめと評価(青田・平井)
定期試験



教科書
なし。
参考文献
室﨑益輝・冨永良喜編著、災害に立ち向かう人づくり:減災社会構築と被災地復興の礎、ミネルヴァ書房、2018年
福和伸夫, 飛田潤, 平井敬:耐震工学 教養から基礎・応用へ、講談社サイエンティフィク、2018年
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安

【予習】事前配布資料やその関連事項について予習(30h)

【復習】学習内容(ノート)の見直しや発展学習(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
該当しない。
成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】

 自然災害のメカニズムや防災への取組みを理解できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力)に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】

 定期試験(1月最終講義後に実施)を基準として、受講態度(積極的質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
期末試験は、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントも併せて記載する。
履修上の注意・履修要件

副専攻「防災リーダー教育プログラム」の基礎科目で、防災・減災の基礎的な知識を得ることができる。

当授業は、原則全ての授業を対面(東地区)とオンライン配信(西地区)で同時に実施する。配信画像は両キャンパスに設置しているモニターに映し出すので、履修者各自が端末を持参する必要はない。


【生成AIの利用について】
生成AIの利用については教員の指示に従うこと。研究の事前・事後学習や事例検索、翻訳等に補助的に生成系AIを利用しても良い。ただし、生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。