シラバス情報

授業科目名
日本の思想と文化を学ぶ
(英語名)
Japanese Thought and Culture
科目区分
全学共通科目
対象学生
環境人間学部/工学部/理学部
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
IA9991GCA9
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・実習 (Lecture/Practical Training)
開講時期
2024年度前期、2024年度後期
(Year)
担当教員
星山 京子、小野 康子、後藤 悠帆、村上 直哉、山口 昌志
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
授業終了後教室で。
連絡先
hoshiyam@em.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-2◎/2-2◎/4-1◎
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
この講義はグローバルリーダー教育プログラム(GLEP)「グローバルプロジェクト入門(国内)」の中の選択必修科目である。

[講義目的]
1.グローバルプロジェクト入門は、受講生がローカルな現象とグローバルな現象を関係づけ、歴史・科学・社会・文化の視点から学ぶことが目的である。
2.学生自身が課題を発見し探求する能力、情報収集・整理・分析する能力、さらに発表能力といった学生の学習プロジェクト達成能力を総合的に習得することを目的とする。

[到達目標]
1 ローカルな現象とグローバルな現象の両面を相互に関係づけ、それを歴史・科学・社会・文化などの視点から分析して説明することができる。
2 学生が課題の発見から発表までの一連のプロジェクトを主体的に実施することができる。

本授業:「日本の思想と文化を学ぶ」では、具体的に以下の授業を行う。
日本の宗教文化や習俗を学び、日本の思想や文化の特徴を考究するとともに、グローバルに発信できる素養を身に付ける。
座学で学んだ事柄について、グループで調査やディスカッションをすることで、考察を深め、発表することでプレゼンテーションの技術を習得する。
淡路島でフィールドワークを行い、日本の宗教文化や歴史を体験的に学ぶ。


授業のサブタイトル・キーワード
グローバル グローカル 日本アイデンティティ フィールドワーク アクティブラーニング 日本の宗教
講義内容・授業計画
[講義内容]
グローバル化の現代において、外国人の日本文化や思想への関心は年々高まっている。また真のグローバルリーダーとなるためには、自国の文化やアイデンティティについて、理解を深めておくことが重要である。本授業では、日本の宗教やそれに関連した文化、習俗を紹介、これを通して外国にはない日本文化のエッセンスや日本人のアイデンティティについて講述し、「日本」をグローバル・グローカルな視点で論究していく。

本講義は集中形式で行う。講義は9月〜10月の土曜日。(開講日は後日、連絡)フィールドワークは12月中の土曜日に行う(詳細は後日連絡)。
本講義の学習、活動内容は大きく分けて3つに分けられる。①座学:神道や七福神信仰を中心に、日本の民間宗教について、歴史的史料をもとに実証的に学習する。②アクティブラーニング:座学で学んだことをもとに、グループでディスカッションしたり、グループプレゼンテーションを行う。③フィールドワーク:座学やグループワークで得た知識や学習内容を、実地で確認するため、淡路人形座、伊弉諾神宮(淡路島。予定)でフィールドワークを行う。授業の最後に、韓国・東亜大学校学生との交流授業(オンライン)を実施、学んだことを外国人に発信し、日本・韓国双方の文化に対する理解を深める。

[授業計画(授業の順序は異なることがある)]
1. ガイダンス。本授業の目標や概要を説明する。学部融合のグループ作り。
2. 多神教の国、日本─八百万の神々─ 座学
3. 七福神信仰と日本人ーえびす神を中心に①─座学。グループディスカッション。
4グループ分かれて、プレゼンテーションの準備。
5. 七福神信仰と日本人ーえびす神を中心に②─ グループごとにパワーポイント作成。
6. 七五三・成人式・神前結婚式からよみとく日本人の思想とアイデンティティ① 座学。
7. グループディスカッション。グループプレゼンテーションのテーマ発表。
8.  七五三・成人式・神前結婚式からよみとく日本人の思想とアイデンティティ②座学。グループごとにプレゼンテーションの準備。
9. グループプレゼンテーション
10. 東亜大学校(韓国)学生との交流授業(オンライン)
11. プレゼンテーションのまとめと評価(到達度の確認)、フィールドワークの打ち合わせ
12~15.  淡路島フィールドワーク(12月土曜日)。

教科書
プリントを配布する。
参考文献
授業の中で、適宜指示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安

【予習】グループプレゼンテーションの準備。グループでの意見交換(5h )パワーポイントを作る)(15h)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるために配布資料を読み直し。(5h) 授業内で得られたコメント等を受け、資料収集と分析。パワーポイントの修正を行う(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
・学部融合のグループを結成。グループワークとプレゼンテーションを行う。
・韓国・東亜大学校と交流授業(オンライン)を行う。
・フィールドワークを実施。
成績評価の基準・方法
[成績評価の基準]
ローカルな現象とグローバルな現象の両面を相互に関係づけ、それを歴史・科学・社会・文化などの視点から学び、課題の発見から発表までの一連のプロジェクトを主体的に実施することができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能・思考力・判断力・表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70 点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

[成績評価の方法]
授業時間内の提出物(小テスト含む)40%、グループワーク、プレゼンテーションへの参加度30%、フィールドワークの参加とレポート30%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。


課題・試験結果の開示方法

小テストは、原則次の講義内で解説する。
プレゼンテーションは、授業の中で講評、コメントする。

履修上の注意・履修要件
この講義はGLEP「グローバルプロジェクト入門(国内)」の中の選択必修科目である。「日本の思想と文化を学ぶ」では、フィールドワークでの訪問先の収容人数の関係から、定員を20名程度とする。GLEP生で定員が充足しない場合、ユニバーサルパスポートを通じて一般学生を募集する(7月中を予定)。履修希望者が多数の場合は、書類などによる外国語コミュニケーション力とリーダーシップの審査によって履修者を決定する(詳細は後日掲示)。なお、本科目はGLEPの基礎科目に位置づけられているため、1年生の履修を優先する。
フィールドワーク時の入場料(1700円程度)は自己負担とする。


実践的教育
グローバル・グローカルなプロジェクトや調査・研究の実務経験がある教員が、プロジェクトの計画やフィールドワークの指導をおこなうことから、実践的教育に該当する。
備考
座学やフィールドワークの日程は、諸事情により変更することもありうる。
フィールドワークにはかならず参加すること。座学も出席重視。
グループワーク(ディスカッション、プレゼンテーション)には積極的にとりくむこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。