シラバス情報

授業科目名
教育心理学
(英語名)
Educational Psychology
科目区分
教職課程科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
2年
ナンバリングコード
IA9991TCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
保坂 裕子
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇/4-1〇
教職課程の学修目標
目標2:教え、寄り添う力

講義目的・到達目標
教育心理学においては、教育実践を教育する側のみならず、学ぶ側の視点をもつことが必要である。また、心身の発達過程および特徴を理解することによって、多様な学びの可能性を追求するよりよい実践の可能性を追求することを目指す。
(1)各心理学において見出された学習の形態や概念、過程に関わる基礎理論について説明することができる
(2)学校における人間関係(生徒間、教師ー生徒など)や集団づくり、について説明することができる
(3)主体的学びを達成するための授業づくりや学習評価を実施することができる
(4)個々の心身発達の多様性をふまえた指導とケアを実践することができる
(5)学校教育現場における現状をふまえ、課題解決を図るための提案をすることができる
授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】心理学の応用領域として、教育現場に関連する磯知識を習得したうえで、現代の教育現場における課題について検討する
【キーワード】学校教育、教育実践
講義内容・授業計画
【講義内容】
学校の社会的意義、実践的意義が問い直されるなかで、その根本にある「学習する」とはどういうことか、「発達する」とはどういうことかについて、考察することを目的とする。生徒の発達段階に配慮した学習指導、またいじめや不登校、軽度・重度を含む障害をもった子どもたちへの特別支援教育のあり方などの、現在学校教育現場が直面している課題の対応策についても、具体的に提案する。

※ 本講義は、教職必須科目です

【授業計画】
1.ガイダンス 本講義の目標や概要を説明する。
2.現代における教育問題をどのようにみるか。(ディスカッション)
3.記憶力がいいとはどういうことか(第1章)
4.学ぶことと考えること(第2章)
5.ほめることの大切さ(第3章)
6.「やる気」を考える(第4章)
7.学級という社会(第5章)
8.どのように教えるか(第6章)
9.どう評価するか(第7章)
10.発達について考える(第8章)
11.知的発達のメカニズム(第9章)
12.人格発達の基礎(第10章)
13.個に応じた教育実践(障害を持った生徒たちの指導を含む)
14.カウンセリング(第11章)
15.まとめと評価(到達度の確認)

※2日目の講義については、オンライン講義とする。履修者は、自宅等でオンライン授業の受講をできる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)を整えること。なお、通信環境に不安がある場合は、履修登録前に教員又は学務所管課に相談すること。

※パソコンの利用:各講義の担当教員がユニバーサルパスポートで知らせる事前事後の指示に従うこと。 ※生成系AIの利用:生成系AIについては原則使用しない。課題・レポート等の作成に際して、教員が認める範囲を超えて生成系AIを使用したことが判明した場合は、単位を認定しない。また認定を取り消す。
教科書
『やさしい教育心理学』鎌原雅彦・竹綱誠一郎著(有斐閣)
参考文献
適時、指示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】ユニバーサルパスポートで提示する課題について、レポートの作成(15h)ディスカッションのための準備(5h)
【復習】講義のふりかえりとユニバーサルパスポートで提示する課題に取り組む(20h)レポートの作成(2タイトル。10h)
アクティブ・ラーニングの内容
5人程度のグループにわかれて、毎時の講義内容についてディスカッションを行う。
グループでの発表の機会をもち、受講生全体で課題を共有し、学びあう機会を提供する。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 学校教育の現状をふまえ、教育と学習に関する基礎理論を理解し、個々の学習者を尊重し、課題を解決しようとする者に単位を授与する。
 講義目的・到達目標に記載する項目の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
講義中に行う発表および、小レポートおよびディスカッション40%、最終の発表とレポート60%を基準として、総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
毎時、講義のなかで講評を行うとともに、ユニバーサルパスポートを介して、コメント評価を行う。その他のレポート課題に関しても、ユニバーサルパスポートを活用し、評価およびフィードバックを行う。
履修上の注意・履修要件
授業中に指示した課題はもとより、指定テキストを用いた十分な予習・復習のうえ、講義に出席すること。


実践的教育
該当しない
備考
担当教員は学校教育現場における人間発達の研究を行っている。この講義は、担当教員の専門分野を含む発達・教育心理学全般を研究する上で必要な学問的基礎部分について解説するものである。詳細は教員研究者データベースHP(https://cv01.ufinity.jp/u_hyogo/ )を参照のこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。