シラバス情報

授業科目名
教育制度論
(英語名)
Educational Administration
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
専門教育科目
教職課程科目
対象学生
環境人間学部/工学部/理学部/全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
カリキュラムにより異なります。
ナンバリングコード
IA9991TCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
尾﨑 公子
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(履修の手引き)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー一覧表(履修の手引き)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎
研究科DP
全学DP
1-1◎
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】
 本講義では、現代の学校教育に関する制度的事項について、基礎的な知識を身に付けるとともに、それらに関連する課題を理解することを目的とする。また、学校と地域との連携に関する理解及び学校安全への対応に関する基礎的知識も身に付けることを目的とする。
【到達目標】1)公教育の原理及び理念を理解していること、2)公教育制度を構成している教育関係法規を修得すること、3)教育制度を支える教育行政の理念と仕組みを修得すること、4)教育制度をめぐる諸課題について例示することができること、5)地域との連携・協働による学校教育活動の意義及び方法を修得すること、6)地域との連携を基とする開かれた学校づくりが進められている経緯を理解し、説明できること、7)学校の管理下で発生する事件、事故及び災害の実情を踏まえ、危機管理や事故対応を含む学校安全の必要性について理解し、説明できること、8)生活安全・交通安全・災害安全の各領域や我が国の学校を取り巻く新たな安全上の課題について、安全管理及び安全教育の両面から具体的な取組を理解し、説明できること。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:学校の仕組みを識る
キーワード:公教育、学校と地域との連携
講義内容・授業計画
講義内容
 本講義では、公教育制度の成立過程を歴史的に振り返りながら、原理・理念や法的枠組みについて講じていく。また、保護者や地域住民が参画する学校運営の動向や実践例、学校安全に関わる取組みを取り上げながら、近年の社会変化に応答できる学校像を探っていく。

授業計画
第1回: ガイダンス 本講義の目標・概要説明
第2回:「教育」「学校」についてのブレーンストーミング
第3回:公教育制度の成立過程
第4回:公教育制度の原理・理念
第5回:公教育制度の基本法 ①憲法・教育基本法
第6回:公教育制度の基本法 ②学校教育法
第7回:教育行財政の仕組み ①義務教育費国庫負担制度など
第8回:教育行財政の仕組み ②教育委員会制度
第9回:開かれた学校政策 ①制度:学校評議員、コミュニティスクール
第10回:開かれた学校政策 ②実践例:学社連携・融合事例など
第11回:教育制度をめぐる諸課題 ①子どもの貧困
第12回:教育制度をめぐる諸課題 ②人口減少社会と学校の小規模校化
第13回:教育制度をめぐる諸課題 ③規制緩和と地方分権
第14回:学校安全への対応−危機管理や事故対応
第15回:まとめと評価(到達度の確認)

*生成系AIの利用について:生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIの出力した内容については、事実関係の確認や出典・参考文献を確認・追記すること。
教科書
授業の中で示す
参考文献
本図愛美『新・教育の制度と経営』(学事出版) 教員免許状取得希望者は購入が望ましい。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業前に配信する講義資料の事前読み込み(15h)、グループディスカッションのための下調べ(10h)
【復習】配布資料の読み直し(15h)、講義後の振り返り課題(15h)、課題レポート作成(5h)
アクティブ・ラーニングの内容
5人程度のグループに分かれて、講義中に示す課題について話し合い、受講生全体と意見共有するための発表を課す
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
 教育に関する制度的事項、学校と地域との連携、学校安全への対応について理解し、説明できる者に単位を授与する。
 講義目的・到達目標に記載する知識能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じてS(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績表の上、単位を授与する。
 
成績評価の方法
 小テスト70%、振り返り課題レポート30%を規準として、受講態度(ディスカッション、発表等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
講義中に提出された課題を講評し、模範解答を共有する。


履修上の注意・履修要件
履修にあたっては、新聞等から今日の社会動向の把握に努めること。
教職を目指すものとして、『教育六法』等によって講義内容の復習をすること。
講義中にユニバーサルパスポートに入り、課題提出を求めることがあるので、PC等を持参すること。

実践的教育
該当しない
備考
担当教員は教育政策の研究を行っている。この講義では、担当教員の専門分野である教育学をベースとして、教職を目指す者、子ども政策/地域政策/環境政策を学ぶ者に対する学問的/実践的基礎知識を教授する。詳細は、https://cv01.ufinity.jp/u_hyogo/を参照のこと
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。