シラバス情報

授業科目名
理科指導法Ⅱ
(英語名)
Science Education II
科目区分
教職課程科目
対象学生
工学部
学年
3年
ナンバリングコード
IA9991TCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
壷阪 康郎
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
連絡先
xwssm116@guh.uhyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-1◎
教職課程の学修目標
目標2:教え、寄り添う力

講義目的・到達目標
【講義目的】
学習指導要領を理解し、指導案作成や模擬授業を通して理科指導に必要な知識・指導力を身につけることを目標とする。

【到達目標】
1)学習指導要領を理解し、目標に沿った方法で授業を展開し評価できる。
2)学習指導案を作成、模擬授業を行い、効果的な授業や教科指導ができる。
3)教員としての必要な基礎、基本を身につけ、活動的な授業ができる。


授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:中学・高等学校理科における学習指導力の育成
キーワード: 学習指導要領、学習指導案、授業計画、理科、ICT、模擬授業


講義内容・授業計画
【講義内容】
○中学校・高等学校の学習指導要領に基づいて、理科の教育目標や内容を十分に理解し、理科教員の資質を身につける。
○学習指導案・板書計画の作成や模擬授業等を通して対象生徒の実態に即した授業を行える実践力を身につける。
【授業計画】
第1回:ガイダンス/学習指導要領および関連法規・法案等/理科教員に必要な資質と心構え
第2回:理科および各科目の教育目標と教育課程
第3回:高等学校各単元の評価の観点と評価規準
第4回:各単元の評価基準、学習指導案作成および指導内容の一体化
第5回:実験計画と実験指導上の留意点
第6回:思考力や判断力、表現力を育成する学習活動と他科目との連携
第7回:中学校理科の評価の観点と評価規準の作成、指導内容の一体化
第8回:生徒が興味関心を持ち主体的に取り組む授業展開
第9回:生徒がICTを活用する自主的な主体的な活動
第10回:観察実験を取り入れた学習活動の展開と模擬授業(1)
第11回:各単元の導入をスムーズに行う指導と模擬授業(2)
第12回:各単元の関連・展開をスムーズに行う指導と模擬授業(3)
第13回:各単元の展開やまとめの段階における授業展開と模擬授業(4)
第14回:模擬授業・板書計画の振り返り、改善点について
第15回:まとめと評価
・ICT活用の現状について、中学校もしくは高等学校での授業研修を予定している。
・毎時間、パソコンを持参すること。教科書等が必要な場合および授業内容の一部変更は事前に連絡する。
・生成系の使用は不可とする。レポート等に使用が判明した場合は単位を認定しない。または認定を取り消すことがある。
・定期試験はレポートに替える。

教科書
・「学習指導要領解説(中学および高等学校理科)」文部科学省、「指導と評価の一体化のための学習評価に関する参考資料(中学および高等学校理科)」国立教育政策研究所サイトからダウンロードしておくこと。
・中学校理科教科書(未来へひろがるサイエンス1・2・3 啓林館) 
・高等学校化学教科書(化学基礎、化学 啓林館)(中高とも大学生協で販売する。)
・担当者が作成する資料。


参考文献
文部科学省の理科教育に関連する文書、各都道府県の理科教育に関連する文書、日本理科教育学会誌等
※リンク先を配布、図書館等で閲覧 等
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示する教材(学習指導要領・授業資料・教科書など)を事前に読み込む(15h)。模擬授業に向けて学習指導案の準備(15h)。。
【復習】課題レポート作成(20h)。講義・演習を振り返る。(10h)。


アクティブ・ラーニングの内容
少人数のグループに分けたワークショップ形式、ディスカッションと発表、協働作業やミニ模擬授業などを行う。また、グループ単位での発表や模擬授業を行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目標・到達目標に対する到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価とともに単位を付与する。
【成績評価の方法】
授業演習レポート(30%)、毎時の課題レポート(40%)、模擬授業(30%)を基準とし、総合的に評価する。特に、毎時の演習・課題レポートの比重が大きいので傾注し丁寧に仕上げること。

課題・試験結果の開示方法
優れたレポートや課題は全体に紹介し、講評をおこなう。また、提出物には、個別にコメントを行う。


履修上の注意・履修要件
・中学校、高等学校の教員を志望している者で、課題レポートや模擬授業に意欲的に取り組むこと。
・欠席すると課題レポートが提出できないので、該当回の点数はゼロとなる。欠席しないこと。


実践的教育
公立・私立高等学校で40年間の指導経験があり、教員採用や管理職の経験を活かして、理科教員として必要な資質能力や心構え、および学習指導案の作成の仕方や授業の進め方について講義する。


備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。