シラバス情報

授業科目名
基礎研究Ⅱ
(英語名)
Basic Research Ⅱ
科目区分
共通科目   (基礎研究)
対象学生
減災復興政策研究科
学年
1年
ナンバリングコード
KDDMD5MCA7
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・演習 (Lecture/Seminar)
開講時期
2024年度後期
担当教員
平井 敬
所属
減災復興政策研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標11
オフィスアワー・場所
講義後、教室にて
連絡先
hirai.takashi@drg.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/3〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
基礎研究Ⅰで作成した研究計画に基づき、
修士研究を具体的に進め、修士論文を作成するために必要な研究手法を習得することを目的とする。

【到達目標】
1)研究課題を明らかにするために必要なデータを収集し、説明できること、
2)収集されたデータを適切な手段で分析し、説明できること、
3)分析結果を含む研究課題に関して説明できること、
である。


授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:修士論文、研究計画、データ収集・分析
講義内容・授業計画
【講義内容】
各自の研究課題に応じて
(1)課題を明らかにするデータの収集
(2)収集されたデータの分析
(3)分析結果についての整理と発表・議論
を、各教員の講義、指導を受けながらすすめる。
その上で、修士論文に必要な研究を推進する。

【授業計画】
1〜3. 研究課題を明らかにするためのデータの抽出
4〜6. データの収集方法の検討
7〜9. データの収集と集計
10〜14. 集計結果の分析・結果の発表、研究課題の整理
15. 修士論文中間発表(発表会形式にて実施)


なお、この講義は指導教員のもと、主に下記のテーマで実施する。

○災害科学領域
(永野康行)
大都市直下型地震の特徴と、木造住宅から鋼構造や鉄筋コンクリート造といったいわゆる「ビル建築」まで、耐震の重要性と被害特徴について学ぶ。
また、建物被害を軽減するための方策を学ぶとともに、設定した研究課題・調査計画に基づいた事例調査・研究を実施する。
(馬場美智子)
都市・地域の災害リスクや問題分析に基づいた安全な住まい方の実現方策やプランニングの方法論について、
問題の発見方法と研究の枠組みを学ぶとともに、設定した研究課題・調査計画に基づいた事例研究・事例調査を実施する。
(谷口博)
気象災害をもたらす気象のメカニズムと気候変動による気象災害への影響、様々な気象データの取り扱い、気象予報の手法、気象/気候情報の取り扱いについて学び、
気象災害を軽減するための現象の理解やメカニズム解明のために設定した研究課題・調査計画に基づいた事例研究・事例調査を実施する
(平井敬)
地震動とそれによる被害について、過去(地震履歴調査)、現在(地震動観測・分析)、未来(地震動予測・シミュレーション)の3つの視点から包括的にアプローチし、
多様な研究手法を学ぶとともに、設定した研究課題と調査計画に基づいた調査・研究を実施する。

○災害コミュニケーション領域
(阪本真由美)
 災害リスクを伝えるための多様なメディア(ミュージアム、アーカイブ、碑、記録など)の特徴を学ぶとともに、
それらのメディアを活かした双方向コミュニケーション(ワークショップ、体験学習、サイエンス・カフェなど)による防災教育や地域づくりに実証研究として取り組む。
(浦川豪)
地理空間情報を活用した災害情報システムの活用フェイズ(事前、災害発生直後、復旧・復興)を想定し、これまでの被災地における課題、解決方法を検討する。
(松川杏寧)
要配慮者対策や被災地での犯罪予防など、個人や地域が持つ脆弱性を中心に、被災者個人(ミクロレベル)
それを取り巻くコミュニティ(メゾレベル)の実態と課題の把握、解決方法を検討するための調査・研究を実施する。

○減災復興ガバナンス領域
(青田良介)
 被災者支援策等における公的支援の趣旨とその限界、それとは異なる視点でアプローチする民間支援の特色、さらには両者をつなぐ中間支援の機能等について、
現場の視点を踏まえ分析のフレームワークを学ぶとともに、設定した研究課題や調査計画に基づいた事例研究・事 例調査を実施する。
(澤田雅浩)
 自治体が地域と連携連帯して減災復興に取り組む際に求められる対策や計画プロセスの設計、そして情報共有のあり方について、
分析のフレームワークを学ぶとともに、設定した研究課題・調査計画に基づいた事例研究・事例調査を実施する。
(紅谷昇平)
 自治体、企業が災害対応や危機管理に取り組む際に求められる組織マネジメントや、災害時の資源制約下で重要業務を継続するための計画・組織運営について、
分析のフレームワークを学ぶとともに、設定した研究課題・調査計画に基づいた事例研究・事例調査を実施する。





教科書
授業内で各教員から提示する。
参考文献
授業内で各教員から提示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】研究課題に必要なデータの抽出(20h)調査計画の策定(15h)
【復習】得られたデータの分析、議論の結果の整理(25h)


アクティブ・ラーニングの内容
調査計画に関する議論を行う。
得られたデータの集計、分析手法について直接教員から指導を行うとともに、その結果について議論する。
最終週には研究の進捗状況等の発表を発表会形式で行い、コメントをもらう。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的・到達目標に記載する能力の到達度、および提出された研究計画書に基づき、
S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与します。


課題・試験結果の開示方法
発表内容について授業中に教員からの指導が行われる。

履修上の注意・履修要件
基礎研究1を履修し、単位を取得済みであること。

【生成AIの利用について】
生成AIの利用については教員の指示に従うこと。研究の事前・事後学習や事例検索、翻訳等に補助的に生成系AIを利用しても良い。ただし、生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。