シラバス情報

授業科目名
災害と都市地域デザイン
(英語名)
Disaster and Urban and Regional Design
科目区分
専門科目   (災害科学領域)
対象学生
減災復興政策研究科
学年
1年
ナンバリングコード
KDDMD5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
馬場 美智子
所属
減災復興政策研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標11/目標13
オフィスアワー・場所
授業前後・教員研究室
連絡先
banba@drg.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/1〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
都市の構造は、自然災害リスクと発生する被害に大きく関わっている。都市化が進展する中で、自然災害リスクの軽減策や、被災後の復興計画等を検討する上で、都市の構造をどのように形成・再形成していくかを考えることはより一層重要となっている。本講義では、減災復興に関連する都市計画制度や運用について基礎的な知識を習得し、災害リスクと水害対策を空間的に理解することを目的として論究する。

【到達目標】
1)都市地域システムと被害発生のメカニズムを説明できること、2)災害リスクを軽減するための都市地域デザイン・計画を提案できること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:都市地域の構造を理解し、どのように計画・デザインするかを考える力をつけるマネジメント論
キーワード:都市地域特性、計画、デザイン
講義内容・授業計画
【講義内容】
 本講義では、都市地域における被害発生のメカニズムを理解し、減災や復興においてより安全な都市地域デザインや計画を提案することが出来る力を身につけるため、空間分析手法や、都市地域計画の基礎知識や概念、整備手法等について講義する。また、事例を通して、災害に強い都市地域デザインを検討するためのケーススタディやワークショップを行い、具体的な都市地域デザインを提案する。

【授業計画】
1.ガイダンス:本講義の目標や概要の説明
2.都市・地域におけるデザイン要素
3.阪神・淡路大震災後の復興都市計画
4.東日本大震災後の減災復興まちづくり
5.水害後の復旧・復興
6.流域治水とまちづくり
7.災害リスクと土地利用・住まい方
8.事前復興計画
9.ケーススタディワークショップ①地域特性分析
10.ケーススタディワークショップ②リスク分析
11.ケーススタディワークショップ③地域課題分析
12.  ケーススタディワークショップ④ハード対策の検討
13.  ケーススタディワークショップ⑤ソフト対策の検討 
14.ケーススタディワークショップ⑥計画のとりまとめ
15.講義のまとめと評価(到達度の確認)

・レポート等については、学生本人が作成することを前提としているため、生成系AIのみを用いて作成することは出来ません。
・生成系AIの使用については、教員の許可があれば、学生はその指示の範囲内で使うことを可とします。
・課題・レポート等の作成に際して、教員が認める範囲を超えて生成系AIを使用したことが判明した場合は、単位を認定しないこと、または認定を取り消すことがあります。
教科書
授業前に資料を掲示する。
参考文献
「災害に立ち向かう人づくり」(ミネルヴァ書房)
別途、授業内で紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストや資料の事前読み込み、文献レビュー(20h)
【復習】個人レポート作成(20h)、ケーススタディ発表準備(20h)、


アクティブ・ラーニングの内容
5人程度のグループに分け、ケーススタディワークショップを行い、グループ単位での発表を予定。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
都市地域の災害発生メカニズムを理解し、災害に強い都市地域デザインを提案できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
レポート50%、ケーススタディ発表40%を基準として、受講態度(積極的な質問やグループワークへの参加等)を含めて総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法
レポートについては講評を返す。
履修上の注意・履修要件
・授業中に指示した宿題や事前・事後学習はもとより、「講義内容・授業計画」に記載したテキスト等の該当箇所などについて、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。