シラバス情報

授業科目名
自然災害メカニズム
(英語名)
Natural Disaster Mechanisms
科目区分
専門科目   (災害科学領域)
対象学生
減災復興政策研究科
学年
1年
ナンバリングコード
KDDMD5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
谷口 博、平井 敬
所属
減災復興政策研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標11/目標13
オフィスアワー・場所
授業後60分・講義室/研究室
連絡先
taniro (A) drg.u-hyogo.ac.jp ※ (A) を @ に変更

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/1〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】本講義では、自然災害(地震・津波災害、気象災害)について科学的な観点からその発生メカニズムを説明できるようにすることを目的とする。
【到達目標】(1)各種災害を引き起こす自然現象の特性を、専門用語を用いて説明できるようになること、(2)災害の歴史(事例)と特徴を、専門用語を用いて客観的に説明できるようになること、(3)防災・減災に関する課題を、専門用語を用いて説明できるようになること。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:地震・津波・気象の素過程を理解し、それらが引き起こす自然災害のメカニズムを学ぶ。
キーワード :地震、津波、台風、豪雨、高・低気圧、発生予測、災害評価

講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では、地震、津波、気象が引き起こす災害をテーマとし、そのメカニズムの基礎となる地震・津波の発生原理や気象(豪雨、台風、等)の発生原理を説明し、顕著な自然災害に至る現象のメカニズムの解説を行う。また、地震・津波や豪雨・台風などの観測と予測の手法を概観し、防災・減災の観点からこれらの予測・予報の評価・活用方法について説明を行う。

【授業計画】
1.ガイダンス(平井、谷口):本講義の目標や概要を説明する。
2.地震発生のメカニズム(平井):プレートテクトニクスと震源過程
3.地震波の伝播と増幅のメカニズム(平井):地下構造
4.構造物の地震応答と被害(平井)
5.津波の発生と伝播のメカニズム(平井)
6.地震・津波の観測(平井)
7.地震・津波の発生予測と確率評価(平井)
8.地震動予測と地震被害評価(平井)
9. 地球大気の構造と大気大循環、高・低気圧(谷口)
10. 大気の鉛直構造(谷口)
11. 大気の熱力学と水蒸気(谷口)
12. 大気の安定性(谷口)
13. 積乱雲と台風の発生(谷口)
14. 台風と温帯低気圧、梅雨前線、豪雨災害事例(谷口)
15. 異常気象、気象災害予測のための気象予報(谷口)

【授業における生成系AIの使用について】
・レポート等については、学生本人が作成することを前提としているため、生成系AIのみを用いて作成することは出来ません。
教科書
● 福和伸夫, 飛田潤, 平井敬:耐震工学 教養から基礎・応用へ(講談社サイエンティフィク,2019)
● 小倉義光:一般気象学・第2版補訂版(東京大学出版会,2016)
参考文献
適宜、授業中に紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストや資料の事前読み込み(15h)
【復習】レポート作成(15h✕2回)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・資料を読み直し(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 地震、津波、気象の素過程について理解し、各種の自然災害のメカニズムの説明ができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。レポートに生成系 AIを使用したことが判明した場合は、単位を認定しない。

【成績評価の方法】
 レポート90%、授業の受講状況10%を基準として、総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
レポートは、それぞれにコメントを付して返す。
履修上の注意・履修要件
● 授業中に指示する事前・事後学習はもとより、「講義内容・授業計画」に記載したテキスト等の該当箇所などについて、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
● レポート等の課題は、学生本人が作成することを前提としているため、生成系AIを用いて作成することは認めません。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。