シラバス情報

授業科目名
社会情報特論 _メディア併用
(英語名)
Advanced Lecture for Socio-Informatics _メディア併用
科目区分
コース応用科目
対象学生
情報科学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
KIIMD5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
西出 哲人、川向 肇
所属
情報科学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
西出 月曜 16:30-17:30
川向 月曜 15:00-16:00 
他アポイントメントに応じて行う
連絡先
nishide@gsis.u-hyogo.ac.jp
kawamukai@gsis.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/1〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】従来型の社会制度のもとで運営されている市民社会の諸制度が急速な技術変化とボーダレス化の中で、不適合を起こしている場面が多数見られる。本講義では、データ及び情報システムを活用することにより、経済社会が直面する諸課題への対策に寄与する枠組みと社会における情報技術がもたらす課題について検討する。特に、ビジネス構造の変革や社会構造の変化など、具体的な社会的課題を対象に議論する。さらに、DXとして総称される企業組織の変容の可能性を探る。
【到達目標】企業活動や社会の現状と技術変化・ボーダーレス化の影響を理解し、適切な概念を用いて説明できること。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:企業及び社会におけるデータ活用のための社会情報論
キーワード:Data Driven, New Business Models, Competitive Dynamics, Digital Society
講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では、社会における技術との影響、情報通信技術の発展と社会の変容に与える多様な関係について平易な英文で書かれたIan MitroffとRune StonesandによるTechlashを基本テキストにしつつ,様々な事例をそれぞれ出しながら,多面的に議論する。テキストの翻訳をするのではなく,テキストにも続き,社会と技術の関係について,考察することを重視する.

【授業計画】
1. ガイダンス
2.     Threats of Imaginable and Unimaginable Proportions (Chap1)
3.     Threats of Imaginable and Unimaginable Proportions (Chap1)
4.      Beyond the Hype: Toward a Theory of the Unthinkable, Part I (Chap2)
5.      Beyond the Hype: Toward a Theory of the Unthinkable, Part I (Chap2)    
6.      Discussion
7.      Pluses and Minuses(Chap3)
8.      Pluses and Minuses(Chap3)
9.      Context: Technological Messes (Chap4)
10.    Coping with Tech(Chap5)
11.    Discussion
12.   The Socially Responsible Tech Company(Chap5)
13.    The Moral Underpinnings of Technology(chap6)
14.  Discussion
15. まとめと評価(到達度の確認)

※パソコンの利用:毎回使用

<<生成AIの利用について>>
生成系AIの使用について認めない.課題・レポート等の作成に際して、教員が認める範囲を超えて生成系AIを使用したことが判明した場合は,単位を認定,あるいは認定を取り消すことがあるので,留意されたい.
教科書

Techlash: The Future of the Socially Responsible Tech Organization (Management, Change, Strategy and Positive Leadership) (English Edition)     
1st ed. 2020 版, Springer; Kindle ASI   B0867BLZSZ   無料のKindle版(Open Access)を利用予定

あるいは,こちら https://link.springer.com/book/10.1007/978-3-030-43279-9#toc  からPDFをダウンロード

参考文献
教員から別途通知する
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】講義実施部分についてのテキストを読み込み、議論の準備をする(40h)
【復習】講義での議論を踏まえて概念を整理し、レポートを作成する(20h)
アクティブ・ラーニングの内容
受講者によるテキストの内容のプレゼンテーション(最低1人1回)
人数にもよるが,講義内容に関連するグループワークを実施する(各グループによる発表5回)
成績評価の基準・方法
社会情報の諸概念の理解と社会的課題に関する視座の提示内容に対して単位を授与する。講義目的・到達目標に記載する能力 (データ及び社会情報システムの活用と市民社会が直面する課題への理解)の到達度に応じて、S(90点以上)、B(80点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。受講者の発表内容(60%)とディスカッションでの討議内容(40%)を総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
課題の発表やグループワークの際に、適宜コメントする。
履修上の注意・履修要件
履修希望者は第一回の講義に必ず参加すること。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。