シラバス情報

授業科目名
オペレーションズ・リサーチ特論 _メディア併用
(英語名)
Advanced Lecture for Operations Research _メディア併用
科目区分
コース応用科目 データ科学コース
対象学生
情報科学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
KIIMD5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
円谷 友英、東川 雄哉
所属
情報科学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
授業後・研究室
連絡先
円谷友英 entani@gsis.u-hyogo.ac.jp
東川雄哉 higashikawa@gsis.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/1〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
講義の目的
ORにおける代表的な数理モデルを活用した現実の問題解決の一連の流れを理解することを目的とする。

到達目標
(1)線形計画モデルや組合せ最適化モデルなど各数理モデルに対する最適化手法について、アルゴリズムの計算量や解の精度保証など、理論計算機科学的な側面を説明できる。
(2)社会の組織や個人が関わるいくつかの特定の問題に焦点を絞り、その背景を踏まえた数理モデルの定式化とその最適化が実践と考察ができる。
授業のサブタイトル・キーワード
問題の定式化、プレゼンテーション
講義内容・授業計画
オペレーションズ・リサーチ(Operations Research、OR)は、様々な現実の問題に対して合理的な意思決定を行うための数理的手法を扱う学問である。社会が複雑化し不確実性が増すにつれ、科学的な問題解決の必要性は高まっている。

前半ではORにおける代表的な数理モデルや最適化手法などに関して、主に理論的側面について学び、後半では ORの視点から社会や実生活にある問題を3種類に大別してとらえて、手法を多面的に理解する。さらに、本講義で得た知識に基づき、問題の設定から解決に至るまでを各自で行い、最終回においてその成果を発表する。中間報告会は学生相互支援の場とし、各自のテーマや構想を全体で共有して、そのブラッシュアップを行う。

1.ガイダンス、線形計画(1):標準形、基底解総当たり法
2.線形計画(2):単体法
3.線形計画(3):双対理論
4.ネットワーク計画(1):最短路、最小全域木
5.ネットワーク計画(2):最大流、最小費用流
6.組合せ最適化(1):線形緩和による分枝限定法
7.組合せ最適化(2):動的計画法
8.個人課題の中間報告
9.意思決定(1):包絡分析法DEA
10.意思決定(2):階層化意思決定法AHP
11.日程計画(1):ジョブショップスケジューリング、ガントチャート
12.日程計画(2):工程管理、PERT
13.不確定・不確実性(1):ファジィ理論
14.不確定・不確実性(2):ゲーム理論
15.個人課題の最終報告
16.定期試験

<<生成AIの利用について>>
・レポート,小論文,学位論文等については,学生本人が作成することを前提としているため,生成系AIのみを用いて作成することはできません.

教科書
ユニバーサルパスポートで授業資料を配布します
参考文献
オペレーションズ・リサーチ (経営システム工学ライブラリー)(朝倉書店)
入門オペレーションズ・リサーチ(東海大学出版会)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
事前学習
講義資料を読んで内容を把握するとともに、理解できない所を明確にしておく。 1回の目安は2時間程度。

事後学習
講義時間内に終わらなかった課題がある場合は、引き続きそれを⾏う。また、個人課題の中間報告と最終報告に向けて、情報収集や分析を行い、発表資料を準備する。1回の目安は2時間程度。
アクティブ・ラーニングの内容
個人課題の中間報告と最終報告を1人15分程度で行う。質疑応答の時間を十分に確保して、学生同士の質問や議論を推奨して、建設的な議論を行う力やコミュニケーション能力を養う。
成績評価の基準・方法
績評価の基準
ORにおける代表的な数理モデル理解し、現実問題に対して活用できる者に単位を授与する。
講義目的・到達目標に記載する能⼒(知識・技能、思 考⼒、判断⼒、表現⼒等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)による成績評 価のうえ、単位を付与する。

成績評価の⽅法
個人課題の成果物と中間報告と最終報告(50%)と定期試験(50%)を基準として評価する。
課題・試験結果の開示方法
個人課題の中間報告と最終報告については、質疑応答の時間を利用して、個別にフィードバックを行う。
期末試験については、ユニバーサルパスポートに、評価のポイントと教員コメントを掲載する。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。