地球環境科学特別実験ⅢＡ

Advanced Laboratory Couse in Environmental Earth Science IIIA

ー

生命科学専攻・地球環境科学・選択科目

理学研究科

1年

HSSDL7MCA4

4.0単位

実験 (Experiment)

2024年度前期

後藤　忠徳

理学研究科

日本語

目標7／目標11／目標13

姫路工学キャンパスC棟 443室　金曜日10:40〜14:30

後藤：tgoto@earth-univ-hyogo.jpn.org
萩谷：hagiya@sci.u-hyogo.ac.jp

ー

7◎／2〇

ー

ー

【実験目的】地球を構成する物質の物理・化学的性質の理解のために、野外観測や室内実験・数値実験に関する研究事例を調査し、研究成果の分析・説明をできることを目的とする。地球環境科学に関する野外観測・室内実験技術やプログラミング技術を理解しつつ、未解決の研究対象に対する具体的な観測・実験の実施を目指す。
【到達目標】１）地球環境科学に関する野外観測・室内実験・数値実験技術の研究動向を説明できること、２）地球を構成する結晶や地下構造に対する観測・実験技術の具体的な方法について説明を行い、未解決の課題についてそれらを適用できるようになること、である。

地質学、鉱物学、地球物理学、野外観測方法、室内測定方法

【実験内容】
地球内部の物性分布を可視化する方法である物理探査法についての必要となる野外観測・室内実験・数値実験に関する技術を議論した上で、事例等を比較・検討する。あるいは地球の構成物質の分析方法についての科学的課題や事例などを比較・検討する。これらの議論に不可欠と思われる室内実験・数値実験について受講者自らが立案・実施し、得られたデータから科学的課題の解決を試みる。
【授業計画】
野外観測・室内実験・数値実験の事例と科学的課題の解決方法について、受講者が英文の学術誌（複数）の内容等を取りまとめて、授業内で報告・議論を行う（３回）。報告事例に基づいて野外観測・室内実験・数値実験を立案・修正を行い、実施する（５回）。必要に応じて、プログラミングも行う（例：非線形最小自乗法、地球統計学、遺伝的アルゴリズムなど、計５回）。得られたデータに基づいて、科学的課題の解決を試み、残された課題の解決方法を議論する（2回）。
※パソコンの利用：毎回利用する。スマホ・タブレットでも可。
※この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。

特定の教科書は使用しない。オンデマンド資料や学術論文を配布する。また参考となる教科書（抜粋）を配布する。

必要な参考文献を適宜紹介する。

【予習】授業に際して指示するオンデマンド資料の部分を事前読み込む（20h）、プレゼンテーションの準備（10h）
【復習】レポート作成（5回、20h）、取得データの整理・解析（60h）、実験内容の理解を深め定着させるためにオンデマンド資料を読み直し（10h）

採用しない。

レポート(90%)、小テスト（10%）を概ねの基準として、上述の到達目標に記載した能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度と、主体的な授業参加度に基づいて、S(90点以上), A(80点以上), B(70点以上), C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

レポートについては、一定レベルを下回るものについては修正内容を明示した上で、再提出を要求する。レポートのうちで優れた内容のものを紹介しながら講評する。

該当しない。