シラバス情報

授業科目名
経営情報システム
(英語名)
Management Information System
科目区分
基本科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCMMS5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度前期
(Spring semester)
担当教員
坂田 岳史
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
ユニバーサルパスポートのクラスプロファイルにより問い合わせること
連絡先
初回授業で連絡する。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
講義目的・到達目標    【講義目的】流通業及び製造業における経営目標の達成を図るための経営課題と、その経営課題を解決するための情報化課題を的確に発見し、その解決の具体的方策について実践的知識・手法を修得すること。
【到達目標】
1.流通業及び製造業において、経営と情報を融合させ、経営・業務改革を行う為の分析力、問題発見力、企画力が付く事である。

授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
講義内容・授業計画    【授業計画】Ⅰ 情報化支援の進め方(流通業)
1.経営戦略の類型とITの関係、成長戦略の関係、費用対効果、DXの概念
DXの進め方(経営戦略からIT導入に至るプロセス)、成長戦略の類型、IT投資の費用対効果の考え方、経営情報システムは戦略に従う。
2.1の討議と発表
小売業等業種別の経営戦略、導入IT、費用対効果を検討するGP演習。
3.流通業のWebマーケティング戦略について
小売・サービス業におけるWebマーケティングによる店舗集客と販売法(Web等
を活用した販路開拓法)。
4.3の討議と発表
Web(HP、SNS等)を活用した小売業の店舗集客法の演習。
5.流通業に有効なデジタル技術と、そのIT化企画の策定方法
経営戦略からIT化企画を作成する場合、特に流通業で有効なITを検討して企
画を作る方法を講義する。
6.5の討議と発表
流通業におけるIT化企画書作成について演習を行う。
7.流通業のDX戦略策定とIT化の実践についてⅠ(重要成功要因の設定)
流通業の事例企業を用いて、SWOT 分析から、経営戦略基本戦略、CFS(重要 成功要因)を設定する演習を行う。
8.流通業のDX戦略策定とIT化の実践についてⅡ(IT機能の設定、費用対効果)
CSFを実行する為に必要なIT機能の設定、及び費用対効果の設定する演習を行う

Ⅱ 情報化支援の進め方(製造業)
9.最新のデジタル技術とその活用方法について
AI、IoTの最新事例の紹介、特に生成AIについてデモで理解を深め、製造業で
の活用方法について講義する
10.9の討議と発表
AIを活用した製造業のパラダイムシフトに関する演習
11.製造業における経営・業務改革の進め方
IT化企画書の内容と、製造業におけるIT企画作成プロセス、作成方法を講義する
12.11の討議と発表
食品製造・販売業を事例とした、業務フロー作成による業務改革GP演習
13.IT化企画書とRFPによるシステム調達について
製造業にける経営戦略からIT導入までの事例研究、及びRFP作成法を講義する
14.13の討議と発表
事例によるRFP作成の演習。
15.情報セキュリティとシステム利用運用形態について
情報セキュリティとリスク管理の進め方等、及びクラウド、オンプレ、スクラッチ開発、パッケージなどの類型について講義する。
16.15の討議と発表
情報セキュリティとリスク管理についての演習。
17.製造業のDX戦略策定とIT化の実践についてⅠ(経営基本戦略)
製造業(演習事例企業)におけるSWOT分析、経営基本戦略の策定演習。
18.製造業のDX戦略策定とIT化の実践についてⅡ(経営目標設定)
重要成功要因、将来ビジョン、経営目標を設定する演習。
19.製造業のDX戦略策定とIT化の実践についてⅢ(IT企画策定)
IT企画(IT化方針、必要機能、費用対効果)作成演習
20.製造業のDX戦略策定とIT化の実践についてⅣ(発表と講評)
各課題の検討結果の発表を行い、フィードバックする。

生成系AIの使用について
課題の作成において、生成AIの利用は認めない。


教科書
講義で必要となる資料はその都度配付する
参考文献
授業中に提示する
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示する資料の該当部分を事前に読み、設問を解く(30h)。
【復習】資料の該当部分を読み直し、設例の解答を確認する(30h)。


アクティブ・ラーニングの内容
討議と発表を行う
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的・到達目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】
授業への取り組み(20%)、討議に於ける内容(30%)、定期試験(50%)


課題・試験結果の開示方法
課題は次回の授業で行い、定期試験は学生の求めに応じて適宜行う。
履修上の注意・履修要件
本科目は中小企業診断士登録養成課程の履修者を対象とする。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。