シラバス情報

授業科目名
文章表現論 (全学共通科目)
(英語名)
Japanese Writing (全学共通科目)
科目区分
全学共通科目/ー
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度後期
担当教員
岸本 千秋
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
授業後5分、非常勤講師控室
連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
3-1◎/4-1〇/4-2〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】論理的な文章を作り上げるためには、文章の構成要素である段落、文の各役割を明確に理解する必要がある。また、文法、語彙、表記レベルでの正確さも求められる。つまり、日本語全般に関する高い能力が必要となる。本講義では、感覚的・無意識的に使ってきた日本語を意識的にとらえ、人に伝わる文章表現能力を獲得すること目的とする。
【到達目標】①文章表現の前提となる日本語全般に関する知識が説明できる。②文章表現に必要なことがらを分類し相互に関連づけられる。③論理的な文章を表現できる。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
【講義内容】表記、表現、語彙、文法、文体、文章構成に関して文章作成時の注意点を示し理論を解説する。その上で、読み手に誤解なく伝えるために求められる要素とはどのようなものかを確認・検討する。また、待遇表現の基礎知識等についても講述する。本講義で対象とするのは論理的な文章であり、小説などの文芸作品ではない。
【授業計画】
1.ガイダンス:本講義の方針、概要、目標を説明する
2.文章表現の類型(プリント配布)
3.表記・表現1:読点、接続詞、文の長さ、(プリント配布)
4.表記・表現2: 話し言葉と書き言葉(プリント配布)
5.語彙・文法1:類義語、語種(プリント配布)
6.語彙・文法2:誤解を招きやすい表現(プリント配布)【3〜6の確認小テスト】
7.事実と意見に関するグループワーク(プリント配布)
8.文章構成1:文の役割、段落の役割、要約(プリント配布)
9.文章構成2:文章要約と文章作成(プリント配布)【8、9の確認小テスト】
10.文章作成1:文章作成準備①(個人のパソコンを持参する。スマホのドキュメントを使用してもよい)
11.文章作成2:文章作成・提出(個人のパソコンを持参する。スマホのドキュメントを使用してもよい)【課題提出①】
12.文章作成3:相互添削(個人のパソコンを持参する。スマホのドキュメントを使用してもよい)【課題提出②】
13. 待遇表現①(プリント配布)
14. 待遇表現②(プリント配布)【13、14の確認小テスト】
15. 授業まとめ、課題の講評(到達度の確認)
生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIの出力結果をそのまま課題①として提出してはいけない。生成系AIの出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、または、認定を取り消すことがある。
教科書
授業中にプリントを配布する。
参考文献
『理科系の作文技術』木下是雄、『ていねいな文章大全』石黒圭など。適宜授業内で紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業で配布するプリントの指示ページと授業で紹介する参考文献の該当箇所の事前読み込み(30時間)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるために授業で配布するプリントと授業で紹介する参考文献の該当箇所の読み直し(30時間)
アクティブ・ラーニングの内容
第7回授業:事実を論理的に説明する練習をグループワークとして行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
日本語全般に関する基礎的な知識を理解し、論理的な文章が作成できる者に単位を授与する。講義目的・到達目標に記載する能力(知識、思考力、表現力)の到達度に応じてS(90点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
課題①40%、課題②30%、確認小テスト30%(10%×3回)を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
【課題①】に対して、教員のコメントと【課題②(受講者どうしの相互評価)】を付したものとを返却する。特に優れた内容のものは講義内で紹介しながら講評する。
【確認小テスト】原則、次の講義内で解説する。
履修上の注意・履修要件
・履修定員を50名とし、履修希望者が定員を超える場合は、ランダム抽選により履修者を決定する。なお、履修希望者が定員を若干名超える場合は履修希望者全員の履修を認める場合もある。
・授業中に指示した事前・事後学習はもとより、確認小テスト、課題に向けて十分な予習・復習をして講義に出席すること。
実践的教育
該当しない。
備考
・当授業は、原則すべての授業を対面で実施する予定だが、社会情勢等を考慮してオンライン授業に切り替える可能性があり、自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やインターネット環境)が必要となる場合がある。なお、授業方式の変更の際は事前に連絡する。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。