シラバス情報

授業科目名
卒研ゼミナールⅠ (国際商経・専門科目)
(英語名)
Thesis Seminar I (J) (国際商経・専門科目)
科目区分
専門教育科目
対象学生
国際商経学部
学年
4年
ナンバリングコード
KCCBK4MCA3
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2025年度前期
担当教員
辻川 尚起
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
講義後・研究室(研Ⅰ-203)
念のため,アポイントメント(会う約束)を事前にとってください。
連絡先
メールアドレス naotujiあっとまーくem.u-hyogo.ac.jp(あっとまーくを@に変換して下さい)。ユニバーサルパスポートのQ&Aを通じての質問には対応しませんので注意してください。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎/4◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
■講義目的
 このゼミは,アカウンティングマインド(会計的な物の見方),すなわちビジネスやマネジメントを数値化して評価したり目標設定したりすることの意義や利用方法などを,ビジネスケームなどの教材を活用して学ぶ。ほとんどの回で,グループワークを通して,ブレインストーミングや議論のルールとマナー,プレゼンテーションのコツ,「一人じゃなくてみんなとだからできること」に取り組むことを目的とする。
 また,このゼミでは,いわゆるテキスト輪読形式よりもPBL(Project Based Learning : 課題発見・解決型学習)を重視し,ほぼ毎回グループワーク中心のディスカッション形式で進める。
 4年次では,卒業論文の完成を目指し下記のようなテーマを各ゼミ生が個々の研究関心に従って選択し研究していく。

■到達目標
 「財務会計と企業戦略に関する理論的・実証的研究」というゼミの研究課題のもと,講義目的で示した目的をプレゼンを中心に進め,卒論完成プロセスやビジネスパーソンになってからも必要なスキルをトレーニングし,おもむろに身につけられるように,学習し,応用するというのが,到達目標である。
 簿記や経営分析の会計知識をしっかり身につけることよりも,ビジネスやマネジメントのプロセスや結果を数字で読み解こうとする姿勢やマインドを意識できるようになることを,このゼミでは大事にする。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:財務会計と企業戦略に関する理論的・実証的研究
キーワード:アカウンティング・マインド,財務諸表分析,企業価値評価,企業戦略の財務データ分析
講義内容・授業計画
■講義内容
 ゼミ生の関心にしたがい,下記の論点にかんして,卒業論文の完成を目指しすすめていく。文章の書き方,論文全体の構成,概念整理と図表化,資料の収集方法なども適宜指導する。
(1) 財務諸表の作成・公開・利用に関する論理・実態・影響・制度・動向・歴史等を理論的・実証的に研究
(2) 特定の企業・組織やプロジェクトのケースをとりあげ,会計データを分析・応用しながら論理展開する研究
(3) 上記(1)(2)以外のテーマ

■授業計画
第1回 卒業論文作成の意義
第2回 卒業論文の執筆方法と手順の確認(1)
第3回 卒業論文の執筆方法と手順の確認(2)
第4回 研究関心・問題意識の確認(1)
第5回 研究関心・問題意識の確認(2)
第6回 関連文献の輪読と発表(1)
第7回 関連文献の輪読と発表(2)
第8回 研究テーマの候補選定(1)
第9回 研究テーマの候補選定(2)
第10回 先行研究のレビュー(1)
第11回 先行研究のレビュー(2)
第12回 研究テーマの選定確定(1)
第13回 研究テーマの選定確定(2)
第14回 論文進捗の発表会(1)
第15回 論文進捗の発表会(2)
第16回 評価

※生成系AIの利用に関する注意
課題作成に関して,教員の許可があれば,学生はその指示の範囲内で使うことを認める。
教科書
必要に応じ,紹介・配布します。
参考文献
必要に応じ,紹介します。良い本との出会い方,探し方も一緒に考えましょう。

桜井久勝[2020]『財務諸表分析 第8版』中央経済社。 (旧版: 学術情報館所収)
⼄政正太[2019]『財務諸表分析 第3版』同⽂舘出版。 (旧版: 学術情報館所収)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
2単位の講義の単位を取得するために,2時間×15回の講義に加えて,事前予習30時間(2時間×15回),事後復習30時間(2時間×15回)の授業時間外学習が必要です。
アクティブ・ラーニングの内容
受講生が,主体的,能動的,対話的に,大学4回生としての水準で,課題を発見し解決し結論に至ることを目的としたディスカッションを実施する。
成績評価の基準・方法
グループワークや課題への取組70%,クラスへの貢献度30%を総合して評価します。
 なお,成績評価に関しては,この講義に対する下記のような理解度を目安とします。
(S・秀)講義内容を網羅的に適切に理解し,発展的・実践的に活用することができる。
(A・優)講義内容のうち,基礎的・応用的な事項の理解ができており,活用することができる。
(B・良)講義内容のうち,基礎的・応用的な事項の理解がおおむねできている。
(C・可)講義内容のうち,基礎的な事項の理解がおおむねできている。
課題・試験結果の開示方法
課題の意図,採点基準を事前に明確に示し,事後に発表や課題の評価を口頭で提示する。
履修上の注意・履修要件
つねに「明るく楽しく役に立つ」ゼミであるよう心がけたいと思います。また「よく遊び,よく学べ」の精神で,ゼミ生にゼミイベントを積極的に企画・実施・参加してほしいとも思っています。
 一座建立という言葉があります。僕の経験では,ゼミナールへの満足度が,短い大学生活での満足度に占める割合は大きいです。教員だけではなく,ゼミ生みなさんの誠実さとやる気が,ゼミナールに対する満足度を紡ぐのだと思っています。
実践的教育
該当しない
備考
担当教員の専門領域は会計学ですが,このゼミでは,会計に特化した内容ではなく,冒頭で述べたような内容を扱いますので,簿記が苦手な方も大歓迎です。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。