シラバス情報

授業科目名
計量経済学Ⅰ (国際商経・専門科目)
(英語名)
Econometrics I (J) (国際商経・専門科目)
科目区分
専門教育科目
対象学生
国際商経学部
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCCBK1MCA7
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・演習 (Lecture/Seminar)
開講時期
2025年度前期
担当教員
車井 浩子
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
オフィスアワー:適宜(メール等でアポイントをとること)
場所:教員研究室
連絡先
クラスプロファイルにより問い合わせること。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】計量経済学は、身の回りで起こる様々な経済事象や社会問題について、観察されるデータに基づき統計学的に分析をするための学問です。この授業では、計量経済学における基礎的な分析手法を学び、経済データを正しく活用することを目的とします。
【到達目標】この授業では以下の2点を目標とします。
①経済学や他の分野でも広く使われている回帰分析という分析手法を学び、その手法を用いた基本的なデータ分析を行えるようになること。
②データ分析の結果を正しく解釈できるようになること。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:相関と因果 回帰分析
講義内容・授業計画
Ⅰ講義内容
本講義では、「消費と所得」「学歴と年収」など具体的な例も用いながら、計量経済学の基礎を身につけます。難解な数式の計算などは可能な限り避け、分析手法を適切に用いることに重点を置きます。授業は講義形式で行いますが、Excel等の汎用性の高い統計ソフトを用いた演習も行います。

Ⅱ授業計画
1. ガイダンス:計量経済学とは 
2. 分析のための準備:データの種類と整理 相関と因果について
3. 単回帰分析 1:回帰モデルとは 最小二乗法とは (テキスト第2章)
4. 単回帰分析 2:単回帰モデルの推定   推定結果の解釈(テキスト第2章)
5. 単回帰分析3:Excelによる単回帰分析(テキスト第2章)
6. 単回帰分析4:重回帰モデルの推定(テキスト第2章)
7. 単回帰分析5:Excelによる重回帰分析1(テキスト第2章)
8. 統計学の復習:計量経済学で必要となる確率分布について(テキスト補論 配布資料)
9. 推定量の性質1:回帰モデルの仮定(テキスト第3章)
10. 推定量の性質2:推定量の分布とは(テキスト第3章)
11. 重回帰分析1:推定結果の評価(区間推定の利用)(テキスト第3章)
12. 重回帰分析2:推定結果の評価(仮説検定の利用)(テキスト第3章)
13. 重回帰分析3:Excelによる重回帰分析2(区間推定・仮説検定)(テキスト第3章)
14  回帰モデルにおける問題点(テキスト第4章)
15. まとめ

※進捗状況によって各テーマの回数、内容は変更になる可能性があります。
※第1回目以外は、パソコンを使用する予定です。
※生成系AIの利用について:生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は与えた認定を取り消すことがある。
教科書
谷崎久志・溝渕健一(2023) 『計量経済学』 新世社 (生協等で購入する)
参考文献
山本勲(2015)『実証分析のための計量経済学』 中央経済社(神戸商科学術情報館にあり)
大屋幸輔 (2012) 『コア・テキスト統計学 第2版』 新世社(神戸商科学術情報館にあり)
豊田利久 他(2010)『基本統計学』東洋経済新報社(神戸商科学術情報館にあり)

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】テキストに事前に目を通し、疑問点を挙げておく(20h)
【事後学習】テキスト等の練習問題に取り組み、授業で扱った統計手法について自身の理解度を確認する(20h)   統計手法の具体的な社会問題への適用について考える(20h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しません。
ただし、パソコンを用いた演習を行う際には、分析結果の解釈や様々な経済事象への適用について受講生同士てディスカッションをする時間を適宜設けます。
成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】
回帰分析の基礎理論を理解し、基本的な実証分析を行うことができる学生については、講義目的・到達目標に記載する内容の到達度に応じて、S(90点以上)A(80点以上90点未満)B(70点以上80点未満)C(60点以上70点未満)による成績評価のうえ、単位を付与します。

【成績評価の方法】
講義中の課題30%、 最終試験(前期定期試験)70%を基準として評価します。

課題・試験結果の開示方法
課題については、内容を確認した上で本人に返却し、講義内で解説します。
定期試験については、全体的な講評をユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って掲示します。
履修上の注意・履修要件
・履修にあたっては、統計学関連科目(統計学、経済統計分析入門など)を履修していることが望ましいです。ただし、履修していなくても受講は可能です。
・PCの台数により履修者数を制限する場合があります。60名を超える場合は抽選を行います。 詳細については初回のガイダンスの際に説明しますので、履修希望者はガイダンスに必ず参加してください。ガイダンスに参加できない場合は、必ず第1回目の講義までにユニバーサルパスポート等で連絡をしてください。
・この科目を履修しなければ、計量経済学Ⅱ(後期)は履修できません。

実践的教育
該当しない。
備考
・この科目を履修していなければ計量経済学Ⅱ(後期)は履修できません。
・この授業は、原則全て対面で実施する予定です。

英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。