シラバス情報

授業科目名
アジア経済史 (経済学部・国際商経学部/専門科目)
(英語名)
Asian Economic History (J) (経済学部・国際商経学部/専門科目)
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
国際商経学部/経済学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCCBK2MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度後期
(Fall semester)
担当教員
易 星星
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
月曜と木曜の9時〜17時、不在の場合はあるので、必ず事前連絡。
研究棟Ⅱ302
連絡先
yi@em.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
世界の人口の過半を占めるアジアの人々がどのように暮らしてきたのか、その社会と経済の歴史を理解することは、世界全体の社会経済史像の再考にとって重要な視座を提供します 。この講義では、欧米との接触によって、中国を中心としたアジアがどのように変容していったのかを理解することを目指します。このアジアの変化は、欧米への政治経済的従属という点のみならず、交易活動の拡大、工業化の進展などの視点から振り返ることも重要です。以上の諸点に加え、この授業では、人の移動や交易を担う商人の活動に注目するなど、アジア経済を様々な側面から把握し、体系的に講義していきます。
授業のサブタイトル・キーワード
経済史、ネットワーク、アジア、グローバルヒストリー
講義内容・授業計画
Ⅰ 講義内容
中国を中心に、近代に至るアジア経済史を理解するため、さまざまな切り口から内外識者による分析の到達点を紹介し、日本との関わりを常に意識して、問題点をわかりやすく講義します。

Ⅱ 授業計画
Ⅰ、導入 本講義の目標や概要を説明する。
2、地理的視点からみる経済史(1)中原漢王朝、儒教文化圏
3、地理的視点からみる経済史(2)草原帝国、雪域と中間地帯、朝貢システム
4、地理的視点からみる経済史(3)西南地域の貨幣と無政府状態
5、地理的視点からみる経済史(4)海洋地域の客家、海外移民、中国人の世界観
6、時間軸からみる経済史(1)16世紀の銀とアジア
7、時間軸からみる経済史(2)17世紀の香辛料貿易と東南アジア
8、中間テスト
9、時間軸からみる経済史(3)17世紀の重商主義、自由貿易とグローバル経済
10、時間軸からみる経済史(4)18世紀の消費革命と植民地貿易
11、時間軸からみる経済史(5)19世紀アジア間貿易の形成と構造
12、時間軸からみる経済史(6)19世紀アヘン戦争の経済的・政治的意義
13、時間軸からみる経済史(7)19世紀アジアの中の大阪・神戸
14、時間軸からみる経済史(8)19〜20世紀中国系移民と中華街の形成
15、復習
教科書
講義の内容が広範囲にわたるため、特定の教科書を使用することはありません。
それゆえ講義ノートをしっかり取ることが必要となります。
参考文献
その都度紹介します。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
1回の講義あたり4時間の予復習時間(合計60時間)が必要です。
【予習】授業に際して指示するキーワードの下調べ(5h)や参考資料の読み込み(20h)
【復習】レポートの作成(20h)、講義内容の理解を深め定着させるために資料、教材を読み直す(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
履修者数に応じて、教員とインタラクティブな授業が行われる可能性がある。
成績評価の基準・方法
平常点(30%、出席、課題完成度、受講態度、質問など)と最終試験の成績(70%)をあわせ、総合的に評価します。最終試験はノート持込なしの、論述問題中心の形式となります。
課題・試験結果の開示方法
小テストはその場で解答を提示して解説をする。
履修上の注意・履修要件
アジアの近現代史についての基礎知識が必要です。基本的な事項については高校世界史の教科書や参考書を参照するようにしてください。
旧経済学部と経営学部の学生で「国際地域研究Ⅱ」を履修済の学生は登録できません。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。