【講義内容】
本講義では,プログラミング演習およびコンピュータ実習I,プログラミング論IおよびIIで習得した知識に基づき,C言語とPythonを用いたプログラム作成実習を行います.前半では,C言語による基本データ構造(連結リスト,木構造など),データ探索,ソートアルゴリズムの実装を通じて,効率的なプログラミング手法を習得します.後半では,Pythonの開発環境設定から始め,基本的な文法,データ構造,ライブラリの活用,さらに機械学習の基礎までを実習します.これにより,異なるプログラミング言語間の共通点と相違点を理解し,適切な言語選択と応用力を養います.
【授業計画】
本実習は,前半をC言語,後半をPythonのプログラム作成実習として実施します.
C言語のプログラム作成実習
- データ構造:連結リストと木構造
- データ探索:線形探索と二分探索
- ソート:選択ソートと挿入ソート
- ソートプログラムの応用
- 第1回学習到達度確認実習
Python言語のプログラム作成実習
- Python開発環境の構築
- 変数および演算子
- 比較演算子・条件分岐
- リストとタプル
- 関数定義
- 文字列操作
- ファイル入出力と外部モジュール
- NumPyとMatplotlib
- 画像処理ライブラリと機械学習ライブラリ
- 第2回学習到達度確認実習
【生成AIの利用について】
本実習では,学生自身のプログラミング能力の向上を目的としているため,実習中の生成AIの使用は認められません.生成AIを用いたコードの提出が確認された場合,単位の認定を行わない,または取り消すことがあります.ただし,事前学習や事後学習において,学習効果を高めるための生成AIの活用は許可されています.この際も,生成AIの出力を鵜呑みにせず,必ず自身で内容を検証し,理解を深めるよう努めてください.