シラバス情報

授業科目名
医療と工学のフロンティア
(英語名)
Frontiers of Medical and Engineering
科目区分
全学共通科目
-
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度前期
(Spring semester)
担当教員
小橋 昌司、八木 直美、藤田 孝之、伊藤 美紀子、川崎 優子
所属
工学研究科
環境人間学部
看護学部
先端医療工学研究所
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標4
オフィスアワー・場所
木曜日12:10〜13:00
姫路工学キャンパス6号館3階6313 もしくは オンライン会議システム
 メール等での事前予約が望ましい
連絡先
unipaのQ&Aで全担当教員に連絡してください

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-2◎
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
医療工学は,医学と工学が交差する広範な学際領域です.本講義では,医療・ヘルスケア機器分野,看護・介護分野,食・栄養分野における工学技術の応用について学びます.これらの分野で求められる技術や考え方を理解し,実社会の問題解決に応用する能力を養います.

【到達目標】

医療・ヘルスケア機器,看護・介護,食・栄養の各分野について,その概要を説明できるようになります.
それぞれの分野における工学技術の現状と課題を理解し,今後求められる技術について考えられるようになります.
工学が医療・ヘルスケア分野の発展に果たす役割を理解し,将来の応用可能性について考察できるようになります.


授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル: 医療と工学の融合

キーワード
  1. 医療技術
  2. 工学応用
  3. 看護・介護技術
  4. 食品・栄養科学
  5. 学際的問題解決能力

講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義は,学際領域である医療工学分野の全体像について概説します.特に,医療・ヘルスケア機器分野,工学技術を基にした看護・介護分野,および食・栄養分野における最新の技術と応用について詳しく解説します.本講義では,それぞれの分野の専門家や実務者を招き,多角的な視点から医療工学の現状と展望について学びます.また,講義の最後にはグループワークを通じて,医療と工学の融合に関する課題を考察し,理解を深めます.講義はオムニバス形式で進められ,各週の順番や担当教員は変更になる可能性があります.


【授業計画】
  1. 兵庫県立大学における医療工学研究(担当:小橋)
  2. 人工知能と医療(担当:小橋)
  3. データヘルス(担当:八木)
  4. 看護ケア×デジタルヘルスへの挑戦(担当:川崎)
  5. 食・栄養分野と医療・工学との関わり(担当:伊藤)
  6. 医療と工学の架け橋 〜臨床工学技士(外部講師,担当:小橋)
  7. 医療機器販売業から見た医療機器産業における工学技術の重要性(外部講師,担当:小橋)
  8. 医用画像ベンチャーと今後の展望(外部講師,担当:小橋)
  9. AI/IoTによる看護介護分野への応用(外部講師,担当:小橋)
  10. 工学に支えられた整形外科の進歩(生体工学・材料工学・機械工学・情報工学への期待)(外部講師,担当:小橋)
  11. 医療機器メーカーにおける研究開発事例の紹介(外部講師,担当:小橋)
  12. 医療現場での医療機器開発(外部講師,担当:小橋)
  13. IoTによる医療看護支援(担当:藤田)
  14. 医療と工学に関するグループワーク1週目(担当:小橋)
  15. 医療と工学に関するグループワーク2週目(担当:小橋)


レポート作成やプレゼンテーション資料作成において,生成AIの利用について制限は設けません.しかし,生成AIによって生成された文章をそのまま提出することは認められません.提出物は必ず自分の言葉で書き直す必要があります.生成AIを許容範囲を超えて使用した場合,単位の認定をしない,または認定を取り消すことがあります.
教科書
適宜配布します
参考文献
大学契約の電子ブック(MARUZEN)を無料で利用できます.
http://lib.laic.u-hyogo.ac.jp/laic/1/

医用工学の基礎
著編者             土肥, 健純(監修)
出版社/提供元 東京電機大学出版局
出版年              2019
ISBN                9784501333201

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
  1. 授業に使用するテキスト教材の部分の予習: 各授業に先立って公開される授業スライドを事前に読むこと.13回で目安として合計26時間
  2. プレゼンテーションの準備: グループワークでのプレゼンテーションに向けて,準備と練習を行う.合計4時間の準備時間を想定
【復習】
1.レポート作成: 講義に関連する内容で,15回のレポート作成を行う.合計で30時間の作製時間を目安とする

アクティブ・ラーニングの内容
本講義では,アクティブラーニングを積極的に取り入れ,以下の取り組みを行います.

  1. 各講義においては,質問と議論の時間を十分に確保します.受講生には,積極的に質問をし,議論を深めることを推奨します.これにより,より理解を深めることができます.
  2. グループワークを実施し,実践的な協働学習の機会を提供します.各グループは,多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成し,チームワークと問題解決スキルを養います.


成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
医療工学分野という境界領域とその分野で必要とされる工学技術に関する理解と説明能力を,講義目的・到達目標に記載された能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づいて評価します.成績は,S(90点以上),A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)の基準で付与されます.

【成績評価の方法】
  1. 定期試験は実施しません
  2. 毎週提出されるレポートは100点満点で評価され,全体の成績評価において60%を占めます
  3. グループワークへの貢献度とプレゼンテーションは100点満点で評価され,全体の成績評価において20%を占めます
  4. 質問の回数と内容も100点満点で評価され,全体の成績評価において20%を占めます

課題・試験結果の開示方法
レポートについては,優れた内容のものを選出し,講義中にその内容を紹介する形で講評します.

履修上の注意・履修要件
  1. 本講義はオムニバス形式で行われれるため,担当教員が変わることがありますので,注意してください
  2. 予習と復習は講義の理解を深めるうえで欠かせません.各講義の内容に合わせた適切な予習と復習を行い,授業で学んだ知識を定着させる努力をしてください.
  3. 病欠で授業欠席の際には,氏名,日付が分かる以下の何れかの書類を提出してください.
    診断書(コピー可),病院の領収書
    確認後,返却します
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。