シラバス情報

授業科目名
分子機能設計論Ⅱ
(英語名)
Design of Functional Molecule Ⅱ
科目区分
選択科目
対象学生
理学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HSSMM5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度後期
(Fall semester)
担当教員
大野 充
所属
理学研究科
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標9
オフィスアワー・場所
授業終了後15分・非常勤講師室または講義室
連絡先
mt_ohno@jp.daicel.com

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/4〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】機能材料の開発、応用事例を学ぶことを通して、機能分子設計の考えかた、関連した応用科学の諸知識を身につける
【到達目標】各種機能性分子の機能発現機構と、その工業的製法や開発手法が選定された理由を説明できるレベルに到達する。
授業のサブタイトル・キーワード
分子設計, 社会実装
講義内容・授業計画
講義内容:
1.工業的製法変遷とその背景
2.機能性材料の機能発現機構と分子設計
3.工業化を意識した分子設計と合成経路設定
4.次世代の機能性材料と、求められる分子機能設計
授業計画
第1回全体のガイダンス
第2回機能とは何か
第3回工業的とは何か
第4, 5回(見学は2講義分とする):開発現場の見学(企業工場および/または研究所見学、企業研究員との意見交換)
第6回酢酸とその誘導体
第7回酢酸とその誘導体2
第8回半導体用レジスト1
第9回半導体用レジスト2
第10回エポキシ樹脂
第11回 配合設計・商品設計1
第12回 分子設計の新潮流1 -手法の変革-
第13回 分子設計の新潮流2 -AI, MI-
第14回 サスティナビリティと分子設計
第15回 総括

レポートは講義中に作成し講義終了時に提出とする。
パソコンおよび大学g-mail アドレス(ID)の使用予定がある。学外での学習時以外は対応できるように準備し、アドレスを教員に通知することに同意すること。
生成AI:生成系 AI の利用については教員の指示に従うこと。
不使用の指示がない限り、課題レポートの作成や事前・事後学習に当たり、事例検索、翻訳等に補助的に生成系 AI を使用しても良い。
生成AIへの指示内容、生成系 AI の出力した内容について、事実関係の確認や出典・参考文献を確認・追記すること。
開発現場の見学では、学外(姫路市内を予定)での学習をおこなう。各自で現地に集合、解散すること。
教科書
講義内容に応じてプリント類を配布する。
参考文献
有機合成化学協会, 日本プロセス化学会編 (2017), 企業研究者たちの感動の瞬間 -ものづくりに賭けるケミストの夢と情熱-, (株)化学同人 .
日本化学会編 (2024), [CSJカレントレビュー50]化学における情報・AIの活用 解析と合成を駆動する情報科学, (株)化学同人.
他、講義の中で適宜紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト・オンデマンド教材の部分を事前読 み込み(15h)、プレゼンテーションの準備(5h)
【復習】返却したレポートの内容確認(15 回、15h)、講義内容の理解を深め定着させるため にテキスト・オンデマンド教材を読み直し(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
講義中に指示する。講師を交えたディスカッション、個人単位での考察の発表、グループ単位でのプレゼンを予定。
成績評価の基準・方法

出席率50%以上を評価対象とする。50%未満の場合には、評価対象とせず、単位を与えない。
成績評価の基準
理学研究科規定に従い、分子設計、機能の意味を理解し、自らの考えを表明できる者に単位を授与する。
合格者には、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じてSからCまで成績を与える。
成績評価の方法
講義中に課すレポート・小テストの採点:60%を合格基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
評点=提出した課題の評点の総和/講義中に課した課題の回数

課題・試験結果の開示方法
講義中に課した課題の提出物を返却することによりおこなう。
履修上の注意・履修要件
・有機合成化学の知識を有すること。

・《新型コロナウィルス感染症に伴う特例措置に基づく遠隔授業》
当授業は、原則全ての授業を対面で実施する予定ですが、履修者人数によっては新型コロナウィルス感染症対策として、履修者を複数の教室に分けて教室間をオンラインで繋ぐ方法や、対面授業と自宅でのオンライン授業を実施する方法とする場合があり、自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合があります。
最終的な授業方法は履修登録後に決定・連絡します。 


実践的教育
化学品製造企業で研究開発に従事してきた教員が、実際の研究開発の事例を示しながら講義をおこなう。
備考
特記事項なし。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。