![]() 教員名 : 國枝 武和
|
授業科目名
生体情報分子生化学
(英語名)
Biochemistry of Biological Signaling Molecules
科目区分
ー
理学研究科
対象学生
理学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HSSML5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度後期
(Fall semester)
担当教員
國枝 武和
所属
理学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時・研究棟520室
連絡先
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
1◎/6〇
全学DP
ー
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力
講義目的・到達目標
【講義目的】
生命は地球上の様々な環境に適応することで生息域を広げ、多くの種に分岐放散してきた。中には、ほとんどの生命が生息できないと思われる厳しい物理化学環境(極限環境)にも適応したものも見られ、極限環境生物と総称される。こうした生物が進化の過程で身につけた分子メカニズムの理解は、生理学的にも進化生物学的にも興味深いとともに、将来的に新たなストレス抵抗性の獲得や産業応用にもつながることが期待される。本講義では、主に極限環境に着目しつつ様々な環境ストレスへの適応機構について近年理解が進みつつある分子機構にポイントをおいて解説するとともに、関連する物理現象である相分離・相転移についてもそれらの解析手法とともに、実際の実験例や論文のデータを読み取りながら論究する。 【到達目標】 様々なストレスへの適応を可能にする分子機構、 授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:様々な環境ストレスへの適応を支える分子メカニズム
キーワード:極限環境、レジリエンス、耐性、放射線、乾燥、天然変性タンパク質、相分離、相転移 講義内容・授業計画
【講義内容】
次世代シーケンサーやゲノム編集など近年の生物学における技術革 【授業計画】 下記に示す極限環境適応を支える分子機構を論文にて報告された実験データを紹介しながら講義する。さらに、互いに関連する最近の論文を読み通し、適宜プレゼンテーションを行い、読解力、発表能力、討論する能力を培う。 1、様々な環境適応 2、化学ストレスへの適応(極限環境適応-1) 3、物理ストレスへの適応(極限環境適応-2) 4、放射線への適応(極限環境適応-3) 5、アンフィンセンのドグマと天然変性タンパク質 6、環境ストレス応答と相分離 7、相分離を支える分子機構 8、相分離のもたらす役割 9、ガラス転移・ゲル転移 10、相分離・相転移の解析手法 11−15、 関連する論文のプレゼンテーションとディスカッション( *生成系AI の利用について 生成系AI の利用については教員の指示に従うこと。生成系AI による出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AI による出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。 教科書
講義プリントを準備する。
参考文献
講義プリント等にて適宜、紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストによる事前学習(30h)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにプリント教材を読み直し、参考文献にて再確認(30h) アクティブ・ラーニングの内容
講義に関連する論文を読んで内容と主張をプレゼンテーションし、
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
極限環境適応を支える分子機構の原理を説明することができ、関連する論文を読破し論理的考察やプレゼンテーションができるなどを総合して、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価の上、単位を与える。 【成績評価の方法】 主体的に講義に取り組む態度(プレゼンテーション・ディスカッションを含む)を総合して評価する。 課題・試験結果の開示方法
授業評価アンケートの教員コメント欄にコメントをあわせて記載する。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
|