シラバス情報

授業科目名
環境人間哲学
(英語名)
Environmental Philosophy
科目区分
専門教育科目
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度前期
(Spring semester)
担当教員
西村 洋平
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標17
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
5◎/1〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】人間の本質や活動、人間を取り巻く社会・自然環境を哲学的に分析することを通して、現代の諸問題を考えるうえで重要となる哲学的な概念や理論について理解を深めることを目的とする。また他者と議論し協働して、問題の解決に向かうスキルを身につけることを目指す。
【到達目標】
  1. 環境・人間をめぐる哲学の概念・理論・方法論を説明できる。
  2. われわれが抱える環境・人間をめぐる問題を哲学的に考え、それを説明できる。
  3. 問題をともに考え議論するために他者と協力することができる。
授業のサブタイトル・キーワード
人間と人間を取り巻く環境を考える
講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では、哲学とはいかなる学問か実際に自分で考えてみることからはじめる。そして、環境・人間をめぐる以下の問いを取り上げながら、哲学的なアプローチや考え方を講述する。

【授業計画】
1. イントロダクション:哲学とは
2. 人間の本質とは何か
3. 心の哲学:心を持っているとはどういうことか
4. コミュニケーションとはいかなる営みか
5. ディスカッション1
6. 認識:私たちは環境とどのようにつながっているのか
7. 自由:遺伝や家庭・社会環境から人は自由なのか
8. 自己同一性:私が私であることを特徴づけるものとは
9. 家族・社会・共同体とは
10. ディスカッション2
11. 健康と病気
12. 幸福とは何か
13. 自然・環境とは何か
14. ディスカッション3
15. まとめと評価(到達の確認)    

定期試験

*生成系AI の利用については教員の指示に従うこと。課題レポートの作成や事前・事後学習に当たり、事例検索、翻訳等に補助的に生成系AI を使用しても良い。しかし、生成系AI の出力した内容について、事実関係の確認や出典・参考文献を確認・追記することが重要である。
  
教科書
レジュメを配布する。
参考文献
各回テーマが異なるのでその都度、レジュメに関連文献を紹介する。  

本授業では扱えない思想も含めて、コンパクトに西洋哲学の流れをまとめた以下の概説書も参照。

伊藤 邦武『物語 哲学の歴史 - 自分と世界を考えるために』中央公論新社、2012年。

 
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業内容の理解を深めるための事前の課題への取り組み(30h)
【復習】ディスカッション成果の報告(6h)、授業後に理解を定着させるための課題レポート・コメントシートへの取り組み(24h)                
アクティブ・ラーニングの内容
4人程度のグループに分け、グループワークや学生同士のディスカッションを予定している。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
  • 環境・人間をめぐる哲学の概念・理論・方法論を理解し、哲学的に考えることができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
  • 授業での取り組み(ディスカッションの成果報告、小レポート、コメントシート等)60%、定期試験40%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
小レポートやコメントシートは、優れた内容のものやコメント・応答が必要と思われるものを講義の中で紹介しながら講評する。定期試験については、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。
履修上の注意・履修要件
  • 事前に与えられる課題に取り組んで、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
  • 授業中や授業時間外の課題について、ユニバーサルパスポートのほか、GoogleフォームなどのWebツールを補助的に使う予定です。そうしたツールの使用が難しい場合は個別に対応しますので、教員に相談してください。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。