シラバス情報

授業科目名
災害支援とボランティア
(英語名)
Introduction to Disaster Assistance and Volunteer
科目区分
全学共通科目/副専攻科目
-
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度前期
担当教員
阪本 真由美、松川 杏寧
所属
減災復興政策研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標11/目標17
オフィスアワー・場所
授業終了後、次の講義開始まで講義室にて。または、ユニバーサルパスポートの授業Q&Aから。
連絡先
ユニバーサルパスポートの授業Q&Aから問い合わせてください。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目標】
災害により被災した人々や社会がどのような問題に直面するのかについて、災害直後から長期的な復興、事前の備えを含む災害サイクル全体を通して理解し、よりよい災害支援を行うために必要な視点を学習する。その際に、阪神・淡路大震災やその後発生した災害において重要な役割を担うようになったボランティアの特徴や意義を考える。そのうえでボランティア実践活動を通して、ボランティア活動の特徴や活動を展開するために必要な対人コミュニケーションを習得する。

【到達目標】
1)被災者・被災地支援におけるボランティアの役割、特徴、意義を説明することができること。2)対人コミュニケーションの知識をボランティア活動に適応することができること。

授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】
ボランティア実践のためのコミュニケーション

【キーワード】
災害サイクル、エンパワメント、コミュニケーション
講義内容・授業計画
【講義内容】
被災した人々がどのような問題に直面することになるのか、災害サイクルを順に追いながら学習する。次に、災害支援において重要な役割を担うボランティアの特徴や意義について学習する。また、ボランティア活動計画の作成・実践にグループで取り組む。最後に、支援することとは何を意味しているのか、被災者とどのようにコミュニケーションをとるのかをグループワークを通した実践の成果を取りまとめ発表する。

【授業計画】
  1. ガイダンス
  2. 災害サイクルと被災者の様子(緊急期・応急期)
  3. 災害サイクルと被災地の様子(復興期)
  4. 被災者の心理とコミュニケーション
  5. 対人コミュニケーションと対人援助の基礎
  6. ボランティアとは:ボランティアグループ編成
  7. グループワーク:ボランティア活動計画の作成
  8. 要配慮者への支援と対策 
  9. 災害時のボランティア活動事例1
  10. 災害時のボランティア活動事例2
  11. 官民連携による災害対応
  12. 被災地での犯罪とその予防 
  13. グループワーク:ボランティア活動実践
  14. グループワーク:ボランティア活動報告の作成
  15. ボランティア実践報告と評価(到達度の確認)

【グループワークへの参加について】
講義ではグループワークが多く行うことから、受講にあたってはグループワークへの積極的な参加が必要です。

【生成AIの利用について】
生成AIの利用については教員の指示に従うこと。研究の事前・事後学習や事例検索、翻訳等に補助的に生成系AIを利用しても良い。ただし、生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
講義の中で適宜資料を配布する。
参考文献
授業ではレジュメを配布する。(ユニバーサルパスポートの授業資料にアップロード)

(参考文献)
地域安全学会編『防災と福祉のガイドブックー誰一人取り残さない福祉防災の視点』朝倉書店
阪本真由美『地域が主役の自治体災害対策ー参加・協働・連携の減災マネジメント』学芸出版社
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示する教材の事前読み込み(15h)、ボランティア活動の情報収集(10h)、プレゼンテーションの準備(10h)
【復習】授業を踏まえたボランティア活動計画の作成(15h)、報告用プレゼンテーション資料作成(10h)
アクティブ・ラーニングの内容
受講者をグループに分けディスカッションを行い、グループごとにボランティア活動の企画・実践・発表に取り組む。
成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】

与えられた課題を理解し、ボランティア活動計画(各自)、ボランティア活動発表(グループ発表)を作成できた者については、講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90 点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。


【成績評価の評価】

ボランティア活動計画、ボランティア活動発表(期末)を基準として、受講態度(積極的な質問・プレゼンテーション等)、発表内容に対する相互評価を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
ボランティア活動報告・ボランティア活動発表を共有する。ボランティア活動成果発表は相互評価を行い結果は授業内で公開する。
履修上の注意・履修要件

・副専攻「防災リーダー教育プログラム」の基礎科目。防災・減災の基礎的な知識を得ることができる。

・課題等はユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能にて適宜掲示する。

・授業は、原則全ての授業を対面(東地区)とオンライン配信(西地区)で同時に実施する。1回目・15回目の授業ついては、東地区/西地区ともに対面で実施する。


実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。