シラバス情報

授業科目名
World Nursing Issue
(英語名)
World Nursing Issue
科目区分
副専攻科目
対象学生
看護学部
学年
4年
ナンバリングコード
ANNBN4MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度前期、2025年度後期
担当教員
石井 美由紀
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
メールで連絡してください。
連絡先
miyuki_ishii@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2◎/7◎
研究科DP
全学DP
1-1◎
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
グローバルヘルスに関連した学術論文(英語論文)等の抄読、特定の国・地域のCountry Assessment などを通じて、グローバルな視座から人々の生活や文化、価値観の理解に根ざした看護支援や健康課題の解決方法を論究する。

【到達目標】
1.グローバルヘルスに関連した学術論文(英語論文)等の文献を読み、解釈した内容をまとめ、自らの言葉で説明できる。
2.特定の国・地域の保健医療分野の課題、住民の健康課題(ヘルスニーズ)について、社会的・文化的背景から多角的に検討できる。
3.多様な文化や価値観を尊重しながら、健康課題の解決方法や看護支援について、積極的に意見交換ができる。














授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:国際看護 グローバルヘルス 多文化理解 健康格差
講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では最初にグローバルヘルスについて概観し、抄読する英語学術論文の選定につなげる。学術論文の知見を踏まえ、特定の国あるいは地域のCountry Assessmentに取り組む。Country Assessmentで導かれた、その国あるいは地域特有の健康課題を推測し、その解決に向けて看護の立場から提案する。海外での国際看護・国際開発の活動経験を有する実務家の講義を受けて、座学や演習で得た知見を更に深める。また、当該講義の内容に関連するテーマについてディベートを行い、論理的思考力や複雑な話を整理して自分の考えをわかりやすく伝える力、そして、情報リテラシーの向上を図る。

【授業計画】
1. オリエンテーション:授業の目的・進め方、グローバルヘルスの概観(講義)
2. 論文読解①:英語学術論文の読み方と論文クリティーク(演習)
3. 論文読解②:グループでの論文分析とプレゼンテーション(演習)
4. 論文読解③:個人での論文分析とプレゼンテーション(演習)
5. 各国・地域の健康課題①:国・地域の選定、グループでのCountry Assessment(情報収集)(演習)
6. 各国・地域の健康課題②:グループでのCountry Assessment(情報収集、アセスメント)(演習)
7. 各国・地域の健康課題③:グループでのCountry Assessment(アセスメント、健康課題の推測、課題解決に向けた提案)(演習)
8. 各国・地域の健康課題④:発表準備(演習)
9. 各国・地域の健康課題⑤:プレゼンテーション、振り返り
10. 国際看護・国際開発の実際①:カンボジア王国での支援活動(講義)
11. 国際看護・国際開発の実際②:地震による被災国・地域での支援活動(講義)
12. 医療保健福祉におけるやさしい日本語(講義)
13. ディベート①:テーマの決定(演習)
14. ディベート②:準備(演習)
15. ディベート③:発表、まとめ

※第10回、第11回は特別講師(遠隔授業)を予定している。
※毎回、ノートPCを持参して出席する。
※履修生が少数の場合、第13回〜第15回は内容を変更する可能性がある。
※生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
レジュメを配布する。
参考文献

塚田 典子 (著, 編集)  日本の介護現場における外国人労働者——日本語教育、キャリア形成、家族・社会保障の充実に向けて 明石書店 

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業計画にそって提示される課題に取り組むとともに参考資料等を事前に学習する(25h)。
【復習】講義内容の理解を深め定着させるため、参考資料を読み直す(20h)。レポートを作成する(5h)。
アクティブ・ラーニングの内容
プレゼンテーション、グループ討議、ディベート等を予定している。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
グローバルヘルスに関連した学術論文等の抄読や特定の国・地域のCountry Assessment などを通じて、グローバルな視座から人々の生活や文化、価値観の理解に根ざした看護支援や健康課題の解決方法を探究し、言語化できる者に単位を授与する。講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
各回の課題(50%)、発表・グループ討議・ディベートへの貢献(30%)、レポート(20%)を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
基本的に授業時間内に適宜フィードバックを行う。
履修上の注意・履修要件
GLEP生は選択必修科目となる。GLEP生以外の学生も受講可能である。
履修生には、初回講義で、興味・関心のある世界の保健・医療・福祉・看護に関する課題とその理由について発表してもらいます。また、GLEP生には、これまでのGLEP関連科目での学習内容やそこで得られた学びについても発表してもらいます。初回講義には、各自、準備して出席してください。
実践的教育
海外での公衆衛生看護学演習の指導や諸外国の研究者との共同研究等の経験を有する教員ならびに海外での国際看護・国際開発の活動経験を有する実務家がその経験を活かして教授することから該当する。
備考
特別講師のご都合等により、授業計画が変更される可能性があります。その際はユニバーサルパスポートを通じて連絡しますので、確認漏れのないように留意してください。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。