![]() 教員名 : 田邉 良祐
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授業科目名
教育原論 (教職課程科目)
(英語名)
Principles of Education (教職課程科目)
科目区分
教職課程科目
ー
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991TCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度前期
担当教員
田邉 良祐
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
講義終了後・講義室
連絡先
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
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研究科DP
ー
全学DP
1-1◎/1-2〇/2-2〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力/ー
講義目的・到達目標
【講義目的】
本講義では、以下の内容について学びを深めることを目的とする。 ・「教育」に関する様々な概念や制度 ・教育の歴史や思想と現在の「教育」との接続性・関連性 【到達目的】 上記の目的を達成するために、以下の目標を設定する。 目標1 学校教育を中心に、現在の国内外の「教育」を動かす仕組み・制度・概念等について説明することができる。 目標2 様々な教育思想家やその思想が現在の「教育」とどのように関わっているのか説明することができる。 目標3 現在の国内外の「教育」が形成される歴史の概要を、主要な出来事を踏まえながら説明することができる。 目標4 本講義で取り扱う学びが、教員としていつ、どのような場面で活かすことができそうか、または関連するのか、自分の言葉で説明することができる。 授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:教育職員免許法に定める「教育の基礎理論に関する科目」
キーワード:教育の歴史と思想、教育制度原理 講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では、上記の教育目標を達成するため、また将来養護教諭として教育現場に立つことを前提に、履修学生は全員40分程度の「授業」を行う。 各学生が担当回の授業を準備するにあたり、調べ、資料にまとめ、教材を準備し、授業の進行を考える。それを実施できるようにするため、下記に示す授業計画の序盤では「調べ方」「まとめ方」「教材のアイディアや作成方法」等について講義で取り扱う。 【授業計画】 第1回 授業ガイダンス 本講義が取り扱う射程と教職との関係 第2回 講義:「学校に通うことができない児童生徒」の学びをどう保障するのか?(教育を受ける権利と教育機会の保証) 第3回 講義:「『良い教師』とは何か?」(指導力のある教師の授業と教育経営①) 第4回 講義:「『学び」とは何か?」(何のために学ぶのか、どのような学びが「よい」学びなのか?) 第5回 講義:「クリエイティブな教師の実践からの学び」(指導力のある教師の授業と教育経営②) 第6回 講義:「いじめのないクラス」は実現可能なのか?(学習権と生徒指導) 第7回 演習:発表テーマの決定と教材(視聴覚教材)の選定 第8回 演習:発表資料の作成と改善 第9回 学生の発表:「テーマ例 : 良い教師とはどのような教師か?」(教育者の専門性) 第10回 学生の発表:「テーマ例 : 子どもに価値を押し付けて良いのだろうか?」(教育の価値をめぐる視点) 第11回 学生の発表:「テーマ例: 教育実践にマニュアルはどこまで有効か?」(教育における計画や指導案の意味の再検討) 第12回 学生の発表:「テーマ例: なぜ勉強しなくちゃいけないの?」(子どもの疑問に向き合う) 第13回 学生の発表:「テーマ例: 『遊んでばかり』は悪いことなのか?」(「遊び」と「教育」) 第14回 学生の発表:「テーマ例: 未来の社会で求められるものとは?」(異文化・多文化共生) 第15回 授業のまとめと到達度の確認 教科書
教科書は使用しない。適宜参考資料を配布する。
参考文献
本講義を受講するにあたり参考となる文献は以下の通り。適宜参考文献は授業中に示す。
・井藤元『ワークで学ぶ教育学』ナカニシヤ出版、2023年 ・リオラ・ブレスラー他『教育思想の50人』青土社、2012年 ・石村卓也、伊藤朋子『教育の見方・考え方-教育の思想・歴史-』晃洋書房、2017年 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
各回の問いに対する自分の答えを用意するための調べ学習(2時間×10) 自分が授業を行う回の準備として、①発表内容の調査(3時間)、②授業展開の構想と授業準備(2時間)、③教材の作成・準備(3時間)、④発表の練習及び発表資料の作成・準備(2時間)(①〜④合計10時間) 【復習】 ポートフォリオの作成:各授業内容の整理、到達目標の到達度確認、今後の課題の整理とその克服方法の整理(2時間×15回) アクティブ・ラーニングの内容
第5〜14回にかけて「講義内容」で示した通り授業をおこなう。すなわち、反転授業の形式を採用する。
また、教職課程という授業の属性に鑑み、アクティブラーニングの手法(ジグソー法や協調学修など)を適宜取り入れ、実際に体験できるようにする。 成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
ポートフォリオや発表篠成果物、到達度を確認するテストの結果を参考に、到達目標①〜④の到達度を、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)で評価し単位を付与する。 【成績評価の方法と割合】 ・ポートフォリオ 75%(5点×15回) ・到達度を確認するテスト 25% 課題・試験結果の開示方法
毎授業作成するポートフォリオを往還することで評価都度開示し、疑問があればそのやりとりを通して解答する。
また、第15回目に実施する授業のまとめと到達度確認では、授業内で解説を行い、授業の目標の達成度について内省できるようにする。 履修上の注意・履修要件
授業内で配布する資料は、基本的にデータで配布する。また、授業の記録や課題の提出についてもデータのやり取りで実施する。
そのため、ラップトップPCやタブレットを持っている学生は毎授業持参することを推奨する。 実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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