シラバス情報

授業科目名
フィールドワーク方法論
(英語名)
Fieldwork Methodology
科目区分
共通科目・研究支援科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCEMS5MCA3
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2025年度後期
(Fall semester)
担当教員
内平 隆之、和田 真理子
所属
社会科学研究科
地域創生リーダー教育プログラム推進室(RREP推進室)
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標8/目標11/目標17
オフィスアワー・場所
講義後、教室にて
連絡先
ユニバーサルパスポートの講義Q&Aより連絡ください

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2◎/4◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
この授業では、フィールドワークの方法を学習することで、論文執筆や地域課題解決に応用可能な社会調査技法の習得を目指す。

【到達目標】
この授業を通じて、次のような知識を身につけることを目標とする。
-フィールドワークの意義を理解し説明できる。
-フィールドワーク方法ごとの長所・短所を理解し説明できる。
- 受講者の研究および現場の課題解決に資する整理分析の技術を理解し説明できる。
授業のサブタイトル・キーワード
授業のサブタイトル:
フィールドワークの方法論を学ぶことで,仮説を発見し,実践現場の課題を洞察する技術を学ぶ講義。

キーワード:
フィールドワーク,仮説構築,洞察力

講義内容・授業計画
【講義内容】
フィールドワークとは,調査対象について学術研究をする際に、研究課題に即した現地を訪れ、その対象を直接観察し、各種手法を用いて、学術的に客観的な成果を挙げるための調査技法である。
フィールドワークの方法論を学ぶことで,論文執筆や地域課題解決に応用可能な社会調査技法の習得を目指す。

前半講師:和田真理子(社会科学研究科・経済学専攻)
第1回 ガイダンス
第2回 経済地理学におけるフィールドワーク
第3回 地図の使い方・土地利用のマッピング
第4回 フィールドワーク➀(資料収集・現地調査)
第5回 資料収集・現地調査の成果発表➀
第6回 経済地理学における応用事例
第7回 小括とワークショップ

後半講師:内平隆之(環境人間学部・RREP推進室)
第8回 計画学におけるフィールドワークの技法
第9回 フィールドワーク②(各自資料収集・現地調査)
第10回 資料収集・現地調査の成果発表②
第11回 インタビューの技法
第12回 フィールドワーク➂(各自インタビュー)
第13回 インタビュー成果の発表
第14回 行動観察および社会実装の技法

合同
第15回 まとめ(口頭試問)

※履修者と相談の上,実際にフィールドワークをしながら講義を進める。
※パソコンは毎回持参すること。手元のパソコンにおいてguhアカウントにログインしておくこと。
※授業資料は原則として紙媒体では配布せず、ユニバーサルパスポートで閲覧期限付き資料として提供する。
※この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。
教科書
適宜,講義内で紹介する。
参考文献
『フィールドワークの技法—問いを育てる、仮説をきたえる』佐藤郁哉
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
講義資料に基づくフィールドワークやワークショップなど授業の準備(20h)
発表にむけたレポートの作成(20h)

【復習】
講義内容の理解を深め定着させるために講義資料の読み直し(10h)
参考文献のリーディング(10h)
アクティブ・ラーニングの内容
マイクロワークショップによる対話型での講義を行う
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義の到達目標(理解度、分析力、構想力)について総合的に評価し判定する。
S 自らの研究課題の解決に資するすぐれたFWを提案できる。
A 研究および現場の課題解決に資する整理分析の技術を理解し説明できる。
B フィールドワーク方法ごとの長所・短所を理解し説明できる。
C フィールドワークの意義を理解し説明できる。

【成績評価の方法】
ワークショップ・口頭試問(50%)と最終提出物(50%)の内容に基づき,受講の積極性を踏まえて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
ワークショップおよび最終提案の結果は,講義内でそれぞれに講評し,第15回に総合的にフィードバックする。
履修上の注意・履修要件
対話型で講義を進めるため積極的な講義への参画を求める。講義の内容は履修学生の学習と関心に応じて変更する場合がある。
実践的教育
該当しない
備考
フィールドワークに際して,交通費が生じる場合がある
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。