シラバス情報

授業科目名
会計学研究基礎
(英語名)
Accounting I
科目区分
主専攻基礎科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCBMS5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度前期
担当教員
浦山 剛史
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
火曜日3時限・研究室(研究棟Ⅰ A-326)にて
※急用で不在の場合もあるため、事前にメールまたはユニバーサルパスポートの「授業Q&A」などにより連絡を取ることが望ましい。
連絡先
urayama@em.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇/3〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 企業外部の利害関係者は、企業への貸付や投資の意思決定に当たり、企業の状況がわかる情報を求める。この要求に対して提供される情報の1つが財務諸表である。本講義では、会計原則や資産評価、収益・費用の認識と測定などの基礎理論、貸借対照表項目の認識・測定、財務諸表の体系・内容などについて学習することによって、学部レベルの財務会計論(財務諸表論)の理解を深めることを目的とする。

【到達目標】
 ①会計原則や資産評価、収益・費用の認識と測定などの基礎理論について説明できるようになる。
 ②貸借対照表項目の認識・測定について説明できるようになる。
 ③財務諸表の体系・内容について説明できるようになる。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:財務会計、企業会計原則、財務諸表、貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書
講義内容・授業計画
【講義内容】
 授業は基本的に講義形式により行う。ただし、次回の授業のポイントとなる箇所を毎回事前に伝えるので、それについてまとめたものを次の授業で発表してもらい、それをふまえて解説していく。

【授業計画】
 授業計画は次のとおりである。なお、履修者の希望によっては財務諸表の読み方に変更する場合がある。
1.ガイダンス
2.財務会計の機能と制度
3.利益計算の仕組み
4.会計理論と会計基準
5.利益測定の基礎概念
6.資産評価の基礎概念
7.現金預金・有価証券
8.収益認識・売上債権
9.棚卸資産・売上原価
10.有形固定資産・減価償却
11.無形固定資産
12.負債
13.純資産
14.財務諸表① 損益計算書・貸借対照表
15.財務諸表② 株主資本等変動計算書・キャッシュ・フロー計算書
16.評価(到達度の確認)
教科書
桜井久勝『財務会計講義』中央経済社(最新版のもの)。
ただし、講義は配布するレジュメをもとに進める。
参考文献
伊藤邦雄『新・現代会計⼊門(第6版)』⽇本経済新聞社、2024年。
桜井久勝『財務会計の重要論点』税務経理協会、2019年。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】事前に配布するレジュメの読み込み、発表レジュメの作成(30h)
【復習】解説した部分のレジュメの読み直し、例題や課題の解き直し(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
各テーマについてディスカッションを行う予定である。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 講義目的・到達目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。

【成績評価の方法】
 授業内での発表40%、期末レポート60%を基準として総合的に評価します。
課題・試験結果の開示方法
発表については、その場で行う。
最終レポートについては、学生の求めに応じて適宜行う。
履修上の注意・履修要件
・テーマによっては、仕訳問題や計算問題を解くことがあるので、電卓を持参すること。
・理論は積み重ねであるから、しっかり復習して1つ1つ理解していくこと。もしわからないところが出てきたら、その都度質問して解消していくようにしてほしい。
実践的教育
該当しない。
備考
専門領域は会計学であり、企業や公立病院に係る実証研究を主に行っている。

英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。