シラバス情報

授業科目名
マーケティング研究
(英語名)
Marketing II
科目区分
主専攻科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCBMS5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度後期
担当教員
小宮 一高
所属
社会科学研究科、国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
適宜、教員研究室にておこなう。メール等でアポイントを取ること。
連絡先
komiya@em.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇/3〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】この講義では、マーケティング論の発展的な内容に関する理解を深め、現実の現象をマーケティングの視点から説明し、自身の研究に活用できるようになること、また、マーケティング・リサーチの実施における考慮点を理解し、適切に実施できるようになることを目的とする。
【到達目標】1)マーケティング論の発展的な概念、理論を修得すること、2)それらの概念や理論を用いて、現実を説明し、自身の研究に応用できること、3)マーケティング・リサーチの実施における考慮点を理解し、適切に実施できることを目標とする。


授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:マーケティング、マーケティング・リサーチ、製品差別化、市場細分化、製品ライフサイクル、新製品開発、リサーチ・クエスチョン、仮説、リサーチ・デザイン
講義内容・授業計画
■授業内容
この授業では、マーケティング論の基礎概念を理論的な観点から再度捉え直し、マーケティング論の理解を深める。その上で、マーケティング・リサーチに焦点を当て、その適切な実施に向けて、様々な考慮点を学ぶ。またこの知識を、リサーチを含む学生の修士論文作成に役立てることを目指す。
授業内容は、テキストの内容に関する報告とディスカッションである。すべての受講生は、授業の前にその回のテキストの該当箇所を精読し、内容要約を作成する。また各回には担当者を決め、その学生は内容を発表し、授業のディスカッションをリードしてもらう。

■授業計画
1.イントロダクション
2.マーケティングの考え方(キーワード:マーケティングの定義、市場概念)
3.製品差別化(製品属性、ポジショニング)
4.市場細分化(細分化基準、標的市場)
5.製品ライフサイクル(導入期、成長期、成熟期、衰退期)
6.新製品開発(革新性、情報収集と意思決定)
7.リサーチにおける問い(リサーチ・クエスチョン)
8.リサーチにおける仮説(仮説の構築、大局観)
9.調査の企画(IMRAD)
10.リサーチと文献レビュー(文献検索、情報のタイプ)
11.リサーチ・クエスチョンの形(リサーチ・クエスチョンにおけるWhatとWhy)
12.リサーチ・デザイン(分析図式、事例ー変数マトリクス)
13.サンプリング(ランダムサンプリング、目的志向型サンプリング)
14.測定(操作的定義、尺度の測定レベル、妥当性と信頼性)
15.まとめ
教科書
高嶋克義・桑原秀史(2008)『現代マーケティング論』有斐閣
佐藤郁哉(2021)『ビジネス・リサーチ』東洋経済新報社
参考文献
佐藤郁哉(2015)『社会調査の考え方』(上)(下)東京大学出版会
Armstrong, G., Kotler, P. and Opresnik, M. (2016), Marketing: An Introduction, Global Edition,13th, Pearson Education Limited

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業の準備として、論文等の精読と要約の作成(30h)
【復習】授業の確認として、論点の整理(15h)、最終レポートの作成(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
授業の中心的な内容は文献の内容確認とディスカッションである。授業への積極的な姿勢が求められる。

成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】講義目的、到達目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】文献に関する報告内容(30%)とディスカッションへの貢献度(20%)、最終レポート(50%)で評価する。

課題・試験結果の開示方法
授業中におこなう。
履修上の注意・履修要件
新しい概念や理論、分析視角を理解しようとする積極的な姿勢を期待する。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。