シラバス情報

授業科目名
会計システム特殊研究
(英語名)
Advanced Accounting System
科目区分
専攻科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCBDS7MCA3
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2025年度前期
担当教員
辻川 尚起
所属
国際商経学部,大学院社会科学研究科経営学専攻
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
講義後・研究室(研Ⅰ-203)
念のため,アポイントメント(会う約束)を事前にとってください。
連絡先
naotujiあっとまーくem.u-hyogo.ac.jp(あっとまーくを@に変換して下さい)
ユニバーサルパスポートのQ&A機能を利用しての質問には対応しませんので,注意してください。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎
全学DP
1-1◎/2-2◎/4-1◎
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】本講義の目的は3つある。(1)実証(統計)的会計研究に関する基礎的な前提・背景の確認,(2)実証会計研究の⽂献レビュー,(3)自らの研究関心に基づき実際に分析を行うの3つである。
【到達目標】講義目的にあわせて,おもに英語文献の正確な輪読と批判的考察できるよう学習し,それを書く,説明する,応用することを到達目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード: 会計学研究の潮流,会計情報に対する証券市場での評価,価値関連性研究,経営者の会計選択,裁量的会計行動
講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義にかかわる研究として会計研究領域において,アーカイバルデータに基づく統計学的な計量手法に基づく実証研究が,これまでに国内外で盛んに広く展開されてきている。本講義では,これらの主要な英語文献を輪読する。
【授業計画】
1. 会計学研究の潮流 1960年以降の研究
2. 会計学研究の潮流 1990年以降の研究
3. 会計学研究の潮流 2010年以降の研究
4. 会計情報に対する証券市場での評価(イベントスタディ)に関する研究 1960年以降の研究
5. 会計情報に対する証券市場での評価(イベントスタディ)に関する研究 1980年以降の研究
6. 会計情報に対する証券市場での評価(イベントスタディ,価値関連性研究)に関する研究 1990年以降の研究
7. 会計情報に対する証券市場での評価(価値関連性研究)に関する研究 2000年以降の研究
8. 会計情報に対する証券市場での評価(価値関連性研究)に関する研究 2010年以降の研究
9. 会計情報に対する証券市場での評価(価値関連性研究)に関する研究 2015年以降の研究
10. 経営者の会計選択(裁量的会計行動動)とそのインセンティブに関する研究 1980年以降の研究
11. 経営者の会計選択(裁量的会計行動動)とそのインセンティブに関する研究 1990年以降の研究
12. 経営者の会計選択(裁量的会計行動動)とそのインセンティブに関する研究 2000年以降の研究
13. 経営者の会計選択(裁量的会計行動動)とそのインセンティブに関する研究 2005年以降の研究
14. 経営者の会計選択(裁量的会計行動動)とそのインセンティブに関する研究 2010年以降の研究
15. 経営者の会計選択(裁量的会計行動動)とそのインセンティブに関する研究 2015年以降の研究
定期試験
教科書
第1回の際に受講生の統計に関する前提知識や研究関心にそって指定する。
参考文献
講義の進行にあわせて,適宜紹介する。以下は例である。
Barth, M. E. [2006], "Research, Standard Setting, and Global Financial Reporting", Foundations and Trends in Accounting, Vol.1, No.2.
Barth, M. E. W. H. Beaver, and W. R. Landsman, [2001], “The Relevance of the Value Relevance Literature for Financial Accounting Standard Setting: Another View,” Journal of Accounting and Economics, Vol.31Nos.1-3, pp.77-104.
Holthausen, R. W. and R. L. Watts, [2001], “The Relevance of the Value-Relevance Literature for Financial Reporting Standard Setting,” Journal of Accounting and Economics, Vol.31Nos.1-3, pp.3-75.

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
事前予習30時間(2時間×15回),事後復習30時間(2時間×15回)
アクティブ・ラーニングの内容
ディスカッションを通じて,理論的・実証的なアプローチ姿勢,リサーチ・インタレストの醸成,論理的に思考することができるよう支援する。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】講義目的・到達目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】最終レポート70点とクラスへの貢献度30点の合計点で判定します。
なお,成績評価に関しては,この講義に対する下記のような理解度を目安とします。
(S・秀)講義内容を網羅的に適切に理解し,発展的・実践的に活用することができる。
(A・優)講義内容のうち,基礎的・応用的な事項の理解ができており,活用することができる。
(B・良)講義内容のうち,基礎的・応用的な事項の理解がおおむねできている。
(C・可)講義内容のうち,基礎的な事項の理解がおおむねできている。
課題・試験結果の開示方法
課題について授業の中で行う。具体的には,課題の意図,採点基準を事前に明確に示し,事後に模範解答例を提示する。
履修上の注意・履修要件
すでに,学部レベルの統計学の知識(多変量回帰分析の理論を把握し,自分で統計ソフトウェアを使用できるくらいの程度を目安にしてください)があることを前提に,講義を進めます。
実践的教育
該当しない
備考
本シラバスに書かれていることは開講時点での予定であり,進行具合その他の都合により講義途中で変更する場合があります。
担当教員の専門領域は会計学であり,学部では,財務会計領域,とくに財務会計論,株式会社会計論,経営分析,企業分析論,財務情報分析論を担当している。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。